計画 ページ30
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「トレイさん」
「ん？ジェイドか。ちょうど良かった、例の件で計画を立てたかったんだ」
「奇遇ですね。僕もそう思って声を掛けたんです」
アズールとトレイが契約を結んだ次の日、学園内を歩くトレイにジェイドは声を掛けた。
ジェイドが珊瑚の海への旅に同行すると決まったものの、結局どの様な工程で行くかなどは全く決めていなかったのだ。
「悪いな、昨日きちんと計画を立てておくべきだったな」
「大丈夫ですよ。それで、場所の検討はついているんですか？」
「いや、全くだ」
「…正気ですか？」
2人でベンチに腰掛けた後、ジェイドはそう言った。
ジェイドの言葉にトレイは面白おかしくアハハと笑ったが、それでもジェイドはトレイを疑うしかなかった。まさか、これだけ手がかりの無い状態だとは思わなかったのだ。
「この状態でよくアズールと契約しましたね。もしかしたら、声を奪われる可能性があるんですよ」
「何となく、会える気がするんだよ」
トレイはブレザーの胸ポケットから、可愛らしく包装されたクッキーを出して、「食べるか？」とジェイドに差し出すと、「いただきます」とジェイドは手を差し出した。
「全く…仕方ありません。僕の方でも少し調べておきます。先輩の声を失わせるわけにはいきませんので」
「助かる。寮にケーキがあるから後で持っていくよ」
「もう…食べ物で釣られませんからね？」
そう言いつつも、クッキーを美味しそうに食べるジェイドを見ると、釣られているような気もするトレイだった。
「それで、決行日だが…にしようと思ってる」
「なるほど、次の日は休みですね。外出届を提出しておきます。向こうでの宿泊の予定は？」
「一応考えてる。1日以上掛かる可能性は高いからな。外泊届も出しておいてほしい」
「承知しました」
＊・＊・＊・＊
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さーも(プロフ) - 巫香渚さん» バースデーは比較的来てくれるような気もしますけど推しになるとこないですよね笑ギリギリまで頑張ってください！！ (2021年7月29日 21時) (
レス) id: 3e0f107a18 (このIDを非表示/違反報告)
巫香渚(プロフ) - おじたんが二十連で…！羨ましいです。私も二十連したのですが、来てくれませんでした．8月1日まで粘るつもりです。 (2021年7月29日 18時) (レス) id: 254cdf7334 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーも | 作成日時：2021年7月2日 21時
