11.☆*。──初恋の奇蹟── ページ14
凛side
少し声が震えた。
それだけ自分から言うのが怖かったのか、と改めて自覚した。
男嫌いな私が恋という魔法に落ちるなんて思わなかった。
勿論、天と陸は嫌いではない。
触れることもできる。
だけど、こんな結末になるなんて誰が予想したのかな。
私の初恋は去年。
15歳の頃。
相手は義理でも兄の天。
みんなからしたら少し遅いと思うかもしれない。
だって普通は小学生の頃の修学旅行で打ち明けたりする筈。
でも、天と陸以外の男は嫌いだったからどんなに運動神経が良くても、勉強のできるイケメンでも、男という時点で関心を持てなかった。
でも、小さい頃、天が教えてくれた世界は私の想像と違った。
────────────────
凛、当時9歳の頃。
天「凛、男は誰でも悪いヤツって訳ではないよ。男嫌いな凛ならまだ分からないかもしれないけど、少なくとも、ボクの信頼してる人は大丈夫だから」
────────────────
私と考え方が全然違う。
確かに信用できない人もいるけど、信用してもいい人がいる。そんなことを教えてくれた。
多分そこから。
その時から天が好きだったのかもしれない。
去年よりも更に前から。
アイドルの前から。
12.☆*。──"あのこと"──→←10.☆*。──たった2文字──
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藍花 - 咲さん» ありがとうございます。いつ更新するかわかりませんが、これからもがんばります! (2018年7月6日 11時) (レス) id: 0d8c8c0b60 (このIDを非表示/違反報告)
咲 - いつも楽しみにさせて貰ってます。頑張って下さい! (2018年7月6日 10時) (レス) id: bfb22a6065 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宝坂 藍色 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/3c8fc251461/
作成日時:2018年6月10日 9時