10.☆*。──たった2文字── ページ13
天side
凛は考え込んでいるのか、口を閉ざしてしまった。
ボクはそんな凛に痺れをきらして口を開いた。
「──ボクは凛が好き」
「何年も前から、ずっと凛のことしか見てない」
凛は驚いた表情で「う、嘘・・・」と言った。
本当に信じているか不安になって、「嘘じゃないから」と答えた。
すると凛はさっきよりも驚いていた。
凛「今、声に出てた・・・?」
そう付け加えて。
無意識に声が出ていたのか・・・、そう思った。
そして、ボクが部屋に戻ろうとして、凛に背を向けた約2秒後。
────凛に抱きつかれた。
更に、予想外のことを言ってきた。
凛「私も、────天が好きだよ・・・」
最後の方は少し声が震えてた。
ああ、ボクは本当に恵まれてる。
好きな人が好きといってくれて。
この時、とても嬉しかった。
そう、嬉しいと、唯ひたすら感じたんだ。
勿論、凛がボクのことを好きだったのも一つの理由。
だけどそれ以上に、兄じゃなく、一人の男の子として見てくれたことが、精一杯声を震わせながらも頑張って言ってくれたことが嬉しかった。
たった2文字が自分の心の中に刻まれていった。
" す き "
というたった2文字が。
11.☆*。──初恋の奇蹟──→←9.☆*。──ずっと、永遠に──
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藍花 - 咲さん» ありがとうございます。いつ更新するかわかりませんが、これからもがんばります! (2018年7月6日 11時) (レス) id: 0d8c8c0b60 (このIDを非表示/違反報告)
咲 - いつも楽しみにさせて貰ってます。頑張って下さい! (2018年7月6日 10時) (レス) id: bfb22a6065 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宝坂 藍色 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/3c8fc251461/
作成日時:2018年6月10日 9時