(44):Singles party 6 ページ14
「なあ!」
合コンが終わり、彼女らと帰路へ着こうとすると、声を掛けられた。
自分だと勘違いしたバカ女がハートの形をした目で振り返る。
いつも男に囲まれてるからってお前に声が掛けられたわけじゃないから。
「これ、俺の番号。もし良かったら、掛けてくんない?」
私の手を握り、紙を握らせた降谷零。
周りの女は羨ましそうに私を見る。
私は最上級の作り笑顔を見せて、礼の言葉を口にする。
警察関係者になる人物と接触できたのは良いんだけどねー、ちょっとねー。
組織に潜入するんでしょ?私の身危なくね?
てか、組織壊滅したら私逮捕されんじゃね?どうすんの?
そんな事を考えている内に、彼は私の手に紙を持たせたまま、手を振って松田陣平らと逆の道を進んで行った。
「い〜な〜、えみりん。私も、零くんの連絡先ほしぃな〜?」
「教えたいのは山々なんだけどね…」
「え〜、じゃあ〜、教えてよぉ!」
「でも、人の連絡先なんて勝手に教えられないよ…。それに、あっこの印象が下がるかも知れないから…」
紹介し遅れたが、
男3人に囲まれて居たのも彼女だし、降谷零が私に声を掛けた時、自分だと勘違いしたバカ女もコイツだ。
自分が可愛いとか思ってる可哀想な奴だ。私も人の事を言えないが。
「へえ〜……そっかぁ…じゃあね、えみりん。“私達”、コッチだから。バイバイ」
「あ、うん!バイバイ」
何故か私達を強調された気がするが……
まあ、気にしないでおこう。
私は帰路をそのまま進んだ。
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A - 何がしたいのかいまいちわからない。組織を壊滅したいとか言ってる割には ムカついたからクラスメイト殺します。とかやってること犯罪者だし、思考がガキ。読んでてただただ主人公に嫌気がさしました。 (2018年9月1日 0時) (レス) id: 2f4ff48b26 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - うららkさん» 有難うございます!ご期待に添えられるよう、これからも頑張っていきます! (2017年2月17日 16時) (レス) id: 35f8c5cbb5 (このIDを非表示/違反報告)
うららk - とても面白かったよ!更新頑張ってね(^ω^) (2017年2月17日 15時) (レス) id: c357f5467c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サラン | 作者ホームページ:http://uranai.
作成日時:2017年2月14日 18時