景光と結婚したいとは言った 3【諸伏景光】

51話 ページ3

航「だからもう班長じゃねぇって
しかも、お前は違う班だっただろ〜？」

『はは、いや、そうなんだけどさ？

みんながずっと伊達班長って言ってるから
移っちゃったんだよね

それに、伊達班長！って感じがするし』

航「どんな感覚だよ」

はは、と2人で笑いながら信号待ちをする
もし、今日が交通事故の日だったら

そう思えば思うほど、
次に踏み出す1歩が怖い


航「……、A、A！」

『……っ！あ、なに？班長』

航「なに、じゃねぇよ、大丈夫か？
さっきからボーッとしてっけど

早く行かね〜と赤になっぞ……っ！？」

班長が道路を渡ろうとした時
ものすごい勢いで車が通過した


『だ、伊達班長！大丈夫！？』

航「お、おう……危なかったな」

本当だよ……

でもこれで、班長の死亡フラグは
へし折れたかな…？

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