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最悪な朝 ページ10

それからまた次の日の朝、何やら病院内の廊下が騒がしく思えた


Aはそれが気になり、本を読んでいたのを一旦辞めると廊下へ出た


そこでAを担当している看護師が通ったため、声をかけた


『あの、どうかなさったのですか?』


そう聞くと看護師の顔は青ざめていていかにも何かあったように思える


すると看護師は私に話があると病室に戻された


看護師 「実は……………貴方のお父さんが死体となって見つかったの」


『え・・・』


それを聞いた瞬間、頭の中が真っ白になる


なぜ?どうして?お父さんが死んだ?Aはそれを認めたくなくてもう一度聞き返す


『死因は………何だったのですか・・・?』


看護師は言いづらそうに俯くとそのまま黙ってしまった


それから暫く経って少しずつ言葉を紡ぐ


看護師 「ポートマフィアに……殺されたという報告が入っています」


『そんなっ………殺された?嘘………嘘よっ!!』


何も考えられなくなったAはひたすらそれだけを言うと膝から崩れ落ちた


看護師はそれを見て驚いた顔をして慌ててそれを受け止める


Aは訳もわからず涙が溢れ、止まることを知らない


看護師はとにかく落ち着かせようとAを立ち上がらせるとベッドに座らせる


看護師 「悲しいのはよくわかる。でもこれが現実なの。ごめんなさいね・・・」


看護師はAの背中に手を添える


それが今できる優しさだったのかもしれない


少しして大分涙も収まり始めた頃、看護師には他にも仕事があるため、部屋を出て行ってしまった


一人病室内に取り残されたAはまだ泣き続けていた


だって想像もしないじゃないか


病気すらしなかった父がAより先にあの世へ逝ってしまうのだから


悲しくて寂しくて苦しい_______そんな感情が脳内を渦巻く


今日は本当に最悪な朝だった

涙→←天使のような



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト , 中原中也   
作品ジャンル:アニメ
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さやりん(プロフ) - ごめんなさい!!更新サボり直します!!これからもよろしくお願いします! (2017年10月12日 21時) (レス) id: c100a06976 (このIDを非表示/違反報告)
烏鴉 - 更新 楽しみにしてます! (2017年10月12日 21時) (レス) id: 4ab4165ff1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さやりん x他1人 | 作成日時:2017年7月27日 19時

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