予感。 ページ26
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手を引かれるがまま連れて来られたのは、
まさかのどこにでもある某ファミレスだった。
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(てっきり、��ゲーセン��とかに行くのかと…)←憧れ
村山「君さ、名前なんていうの？」
『あ…A、です。よろしくお願いします。』
村山「ん、Aちゃんね。俺村山良樹。よろしくー」
『…村山さん、どうして此処へ？』
村山「うん〜、とりあえず朝飯食べたくてさ。
戻ってあいつらに何か言われるの、面倒だし？」
『あ……(何で私まで…)』
村山「1人で食べんの、寂しいじゃん？」
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私の考えていた事が伝わったのか、
��ね？��と首を傾げてメニューを開く村山
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村山「Aちゃんも何か頼みな？バイト代昨日入ったばっかなんだよね、俺。朝飯付き合ってもらうお礼に俺が奢るからさ！」
『…でも、』
村山「遠慮とかすんなって！…あ！ちなみに俺は、このパフェと、チョコケーキと、苺アイスと…
『は、…？』
村山「何、どうしたの」
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…いやいやいや、え？
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何もおかしくないって感じで私を見つめてるけど…
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『…朝ご飯、ですよね？』
村山「ん？そうだよ？？」
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(…甘党にも程があるんじゃない？)
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『へぇ〜…(それなのに、この細身…恐ろしいな)』
村山「あ、大丈夫。Aちゃんにも分けてあげるから」
『いや、私は…』
村山「もしかして甘い物、嫌い？」
『……わからない、』
村山「何だよ、わかんないって〜(笑)」
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『………』
村山「……え、まじで言ってる？」
『……』
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よくよく考えてみたら、
リトルアジアに住んでいた頃は
デザートどころか��ご飯��を食べていなかったし…
張さんに拾われてからは
大して味のわからない高級料理��だけ��を
毎日毎日、ずーっと贅沢に口にしてきたから。
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��甘党��か��辛党��かなんて考えた事も無かった。
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村山「…じゃあ、Aちゃん。今日がデザートデビュー日な？」
『………はい、』
村山「よし！」
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��すいませーん！！！！��
手元に呼び鈴マークのボタンがあるのに、
大声で店員を呼ぶ村山に思わず失笑が溢れた。
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愁(プロフ) - 子豚の鼻さん» ありがとうございます！ (2020年4月17日 14時) (
レス) id: f769e44c11 (このIDを非表示/違反報告)
愁(プロフ) - かりんさん» ありがとうございます、頑張ります！ (2020年4月17日 14時) (レス) id: f769e44c11 (このIDを非表示/違反報告)
愁(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます！ (2020年4月17日 14時) (レス) id: f769e44c11 (このIDを非表示/違反報告)
子豚の鼻 - 続き気になります！更新待ってます！いつも応援してます！ (2020年4月10日 22時) (レス) id: a8e0c095c4 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - 更新頑張ってください！！！ (2020年4月9日 17時) (レス) id: 8a9f513a16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愁
| 作成日時：2020年3月4日 17時
