HiGH&LOW THE LONELY GODDESS / 女神の恋路篇２ (ページ10)

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☆ ページ10

＊

JESSE「！」

『SWORDに来て…色々な事があって。家族と＂呼べる＂人達は、たっくさん増えた。今だって…っ凄く、幸せなの。』

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『っだけど…！私の中で何処に居ても、どんな時でも。1番大切だって思う＂家族＂はJESSEだったから、！』

JESSE「…」

『だから…もう今後、会えないのも分かってたけど。最後にワガママで…っ一度だけ、会いたくて…っ！

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ポロッ…とAの瞳から涙が溢れた瞬間、
JESSEは優しい様で強い力で、Aを抱きしめた。

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JESSE「…お前は、本当に変わらねぇな？A。」

『っ、ふ、ぅ…、』

JESSE「あん時から今まで…っ何も変わらない。優しいAのままだ。ただ…もうガキンチョなんかじゃねぇ、俺も驚くほどの、立派な大人だ。」

『、』頷

JESSE「そして、そうさせたのは…悔しいけど！俺と離れてた間に、お前に出来た＂大切な奴ら＂だ。」

『！』

JESSE「でも、そいつらには有難いと思ってるよ。俺の大事なガキンチョを…Aを。こんな立派な大人にしてくれたんだ。」

『っJESSE、』

JESSE「俺の中でも、Aはずっと唯一無二の家族だったよ。…だからこそ！Aには幸せになってほしい。」

『っ…、』

.

JESSE「あ"ー…こんな事、言いたくねぇんだけど。」

『？』

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JESSE「もし、お互いを思い出す瞬間があれば…空を見ろ。空は何処までだって、繋がってる。」

『っうん、』

JESSE「お互い違う道に進む事にはなるけど…俺達は唯一無二の家族だった。その事実は無くならねぇからさ」ﾆﾔ

『うん…ん"っ、いひゃ(痛い)』←両頬を摘まれている。

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JESSE「Aが俺様以上に、最っ高の幸せを送ってるって。楽しみにしてるわ。」ﾆﾔ

『っ私も。JESSEがJESSEを突き通してる事、楽しみにしてる！』ﾌﾆｬ

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『「じゃあな/じゃあね」』

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お互いが背中を背け合った瞬間、
お互いが涙を強く拭いきる。

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＂新しい道への節目＂とでもいうように。

＊end.