☆ ページ34
＊
結局私がコッソリ飲んでいたお酒は取り上げられて、
途中合流の雅貴を加え、男達の飲み対決が開始した。
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雅貴「手加減、しねぇから」ﾆﾔ
琥珀「当たり前だ。」ﾆﾔ
九十九「臨むところだっての」
ROCKY「お前ら全員、程々にしろ。」呆
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どう見ても長勝負になりそうだ。
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広斗「…外行くか」
『ん、行く…！』
広斗「ん。」
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さりげなくエスコートしてくれる広斗の手を取り、
私達はバーを出てバルコニーへと足を進ませた。
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ｶﾞﾁｬｯ
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『っ〜……！』
広斗「、」
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ひんやりとした外の空気が肌を刺した瞬間、
視界一面に広がったキラキラ輝くイルミネーション
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『っすごい、綺麗だね…！』
広斗「……だな、」
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すっかり冷え切った広斗の手が頬に触れた時、
私が涙を流している事に初めて気がつく。
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『うわ…っ感動して、勝手に出てくる、』苦笑
広斗「…イルミネーション、初めて？』
『うん、』
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『ありがとう…一緒に見てくれて。』
広斗「…」
『本当に…どんどん幸せになっちゃう、
広斗「A」
『ん…？』ﾁｭ
.
名前を呼ばれて広斗を見上げると、
次の瞬間に微かに感じた頬の温もり
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『…、？』
広斗「好き。」
『っ私も、好き
広斗「本当に、一緒の好き？」
『え？』
.
広斗「一緒なら…
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『ん、』ふにっ
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私の唇を、広斗は親指で優しく触れた。
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(広斗…近い、)
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.
広斗「…ﾌｯ、間抜け面。」ﾆﾔ
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そう嘆いたかと思えば、広斗はスッと離れていく。
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『っ…何？』
広斗「…別に。風邪引くから戻るぞ、」
『んぐっ』←頬鷲掴みされた。
.
頭の中は何が何だかサッパリで混乱していたけど、
いつになく真剣な広斗に 心臓は忙しく音を立てた。
.
.
広斗「はぁ…ﾁｯ(彼奴らに用意された場で言うとか、あり得ねぇんだよクソ)」
『！(えっ、今度は怒ってるの…？)』
＊
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愁(プロフ) - ドリ―様さん» コメントありがとうございます。訂正してみます！ (2022年8月5日 17時) (
レス) id: f769e44c11 (このIDを非表示/違反報告)
ドリ―様 - すごくいいと思いますけど、例えば竜くんが、フジオになったのに、竜くん出てくるとややこしいです。違う人なのわかってますけど、違う場面で出てきたほうが良いのでは。 (2022年8月5日 11時) (レス) @page12 id: bb5b54fb3b (このIDを非表示/違反報告)
natywq(プロフ) - 始めまして。素晴らしい作品でずっと見返してます！続き楽しみにしてます！ (2022年1月31日 3時) (レス) id: 7289fb275c (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 初めまして。とても素敵な作品でシリーズ一気に読ませて頂きましたm(_ _)m (2021年11月8日 19時) (レス) @page31 id: 333f181d63 (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - あの…天才ですか…？(いきなりすみません！)シリーズ一気読みさせていただいたんですが、ストーリーに沿いながらあの人数のキャラをちゃんと絡ませていて凄すぎますし、とても面白いです！更新大変かと思いますが、これからの展開楽しみにしています♪(頑張れ広斗〜)← (2021年10月30日 9時) (レス) id: d5dce8822e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愁
| 作成日時：2021年3月26日 7時
