HiGH&LOW THE LONELY GODDESS / 女神の願い篇４ (ページ4)

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芝マン「知ってるか？彼奴、釣りが大好きでよ。たまに1人で海釣りに行くんだよ」ﾄﾞﾔ

楓士雄「えっへへぇ！？そうなの！？」

『…山王街の釣り堀にも、よく来るみたい』

ジャム男「えぇっ！！？あの人がっすか！？」驚

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ジッと釣りをする轟ちゃんを想像したのか、
楓士雄とジャム男くんはクスクスと笑う。

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楓士雄「ドロッキーの趣味は釣りかよ？」ﾆﾔ

ジャム男「ふっふふ…想像すると、笑えるっすねぇ！」ﾆﾔ

楓士雄「へっへへ！！！」笑

辻「馬鹿にしてんのか、それ」睨

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司「…で？何か用なのか？暇だから此処に来たって訳じゃねぇんだろ。」

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司が話を遮るように切り出すと、
辻は＂本題＂を思い出したかの様にハッとした。

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辻「うん…お前らさ、昔団地に居た＂基晃＂って覚えてるか」

「「「基晃…、？」」」

司「上の名前は？」

芝マン「いやぁ…それが、どうしても思い出せねぇんだよ。」

辻「確か小5か小6の時に他所に越してったんだな、」

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ジャム男「ん！！！…っ、分かった！首吊り棟の、坂田基晃！」

辻「っそう、それだ！」

芝マン「そうだ、坂田だよ！坂田基晃、」

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スッキリした様子の2人を前に対して
隣のジャム男くんはかなり顔が強張っている。

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楓士雄「っあ"ぁぁあ！分かった！！思い出した！あの基晃な、」

辻「おん、」

司「悪い、俺全然分かんねぇ…」

辻「ヤンチャでよ、いつも楓士雄にぶっ飛ばされてたろ？」笑

楓士雄「え、そうだっけ？」

辻「あぁ、」笑

ジャム男「っその、基晃くんが、どうかしたんすか…？」

辻「いや、この前…駅前のトイレで見かけてよ、」

芝マン「楓士雄。お前を探してるって噂だぜ？」ﾆﾔ

楓士雄「俺を！？」

司「相っ変わらず、モテモテだな？」ﾆﾔ

ジャム男「…、」

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ユキ「はーい、お待たせ！！」

楓士雄「うぉぉおお～！！！！ありがと！！」

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楓士雄が登場したキュウリに釘付けになったので、
＂坂田基晃＂の話はそれっきり。

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…それっきり。

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