HiGH&LOW THE LONELY GODDESS / 女神の願い篇４ (ページ16)

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ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ！！！！！

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『！…ありがとうございます、』ﾍﾟｺｯ

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歌い終わると同時に、体育館中に鳴り響く拍手の音

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最初は生徒会役員と出場者だけだったのに、
いつの間にか沢山の人が集まってきていた様だ。

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海司「っAさん！！！」

尊人「めちゃくちゃヤバかったぞ！！！！」

『え、…本当に？』

陸「っもう、凄い盛り上がりでしたよ！」

竜「気づいてなかったのか？」驚

『結構、緊張してたから…』

光輝「すっっごく、カッコ良かった…！！」

『…ありがとう』嬉

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裏に捌けるなり、5人に詰め寄られるからビックリ。

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私の大好きな曲で人が盛り上がるのは、
照れは置いておいて単純に凄く嬉しかった。

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その後、客席で5人のリハーサルを見ていると…

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〈っあの、Aさん…！ずっと話してみたくて、〉

〈素晴らしかったです！感動しました！！〉

〈良かったら、一度僕のお屋敷に…！〉

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見てくれていた人達から沢山話しかけられた。

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少し…芸能人気分を味わえて、イイ気分。

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「はじめまして、雨宮Aさん。」ﾆｺ

『…はじめまして。』

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その中でも一際目立つ彼は＂王子＂なのだろう。

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奏「僕は朱雀奏と言います、」ﾆｺ

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(…オーラからして違うもん。)

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尊人に連れられ偵察していた時に見かけた人達だ。

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朱雀奏くんに優雅なお辞儀を返すと、
途端に嬉しそうに目を見開かれた。

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奏「誠一郎…！雨宮さんが＂プリンセス＂だという話は、本当だったんだね…！」

『？』

誠一郎「っそんな筈…、！」

元「失礼ですが、ご出身はどちらでしょうか？」

『え、』

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＂分かりません。＂と言ってしまえば
この人達は、どんな反応を見せるんだろう。

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『ソウル、です。(一応合ってるもんね)』

奏「そうですか…」ｼｭﾝ…

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何処かの王国出身とでも思ったのか、
分かりやすく肩を落としているお坊ちゃん。

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(…逆に何処出身だと思ってたんだ？)

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