イキシア (ページ2)

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宮田「Aさん〜、治療お願いしまっす！！」

『…また？大した事ないんじゃないの。』

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私の第二の家と化している＂救護室＂の常連、
宮田が来た事で昼の訪れを知る。

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宮田「いやいやっ！ほらココ、ココ見て！」

『え？…はい、かすり傷。唾つけときゃ治るよ。』

宮田「え"ーっ！お願いしますよ！！隊長にしごかれて、俺もうクタクタなんですって！もう、本当鬼みた…

久堂「誰が鬼だって？」

宮田「っっっ隊長！！！！いえ、何でもありません！」

久堂「…宮田、午後からの鍛錬も期待しておく。」

宮田「っはい！！！」

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＂鬼＂こと、対異特務小隊隊長…清霞様が来たところで、
宮田は慌てて救護室から逃げて行った。

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『何か用ですか？』

久堂「…言わなくても分かるだろ。」ﾑｽｯ

『…っはは。すみません、意地が悪かったです。お昼ですよね？』

久堂「あぁ。」

『今準備します。』

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清霞様いわく、食欲があまりにも欠けていて
1人だと食事を摂らない私を放っておけないらしい。

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『そういえば、どうでした？』

久堂「何が。」

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私がそう話しかけると、
箸を止めてこちらを見つめる清霞様。

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『新しい婚約者さん。』

久堂「！」

『確か昨日で…

五道「おっ！隊長にAさんっ！お疲れ様でーす！」

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相変わらず元気な五道はニッコニコの笑顔で、
空いていた私の隣に腰掛けた。

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『五道、お疲れ様。』

五道「ねえねえ、Aさん聞きましたっ？」

『？？』

五道「隊長、また新しい婚約者さんに初っ端から冷たい態度とって、ゆり江さんに怒られたらしいですよ！」

久堂「お"い、

『清霞様、』ｼﾞﾄｯ

久堂「っ今夜、帰ったら…謝るつもりだ。」

『当然です。』

五道「まあ、逃げられてなきゃの話ですけどねー！」

久堂「っ五道、お前…

『全くもってその通り。ほら、午後からまた鍛錬なんでしょう？ご飯食べないと。』冷

久堂「っ………、」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

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