HiGH&LOW THE LONELY GODDESS / 女神の願い篇２ (ページ28)

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団地が徐々に見えてくると共に、冷や汗が垂れた。

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『っねぇ、何で全日がもう勢揃いしてるの…！』汗

泰志「彼奴ら、一緒に来たんだよ。」

『…え、泰志は？』

泰志「寝坊。」

『は、…ふざけてるの？』

泰志「あ？ふざけてねェわ、」笑

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どうやら全日は泰志待ちだったらしく、
清史が馬鹿大きい声で＂泰志ー！！！＂と叫ぶ。

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楓士雄「っA！？」

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そして…ど真ん中に居る楓士雄も、
同じくらいの声量で私の名前を叫んだ。

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『楓士雄。…私にも、ちゃんとした＂理由＂があるから。一緒に喧嘩させて？』

楓士雄「っ～……頼むから、怪我だけはすんなよ？」

『…なるべく、頑張る。』

楓士雄「……っいや、待って、マジで心配だわ、！！A、絶対怪我すんだろ…！特に足とか…足とか！！！」

『え～…？』

轟「…もっと、マシな格好は無かったのか？」

『っ、…！？…そんなに、変かな…？？』固

楓士雄「っいやいやいや…！全然変じゃねェ、むしろ似合ってんだけどよｫ！！！」汗

司「足、…平気か？」

『うん、動きやすいよ…？』

司「…、」笑

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ショートパンツを履いてきたのがマズかったのか、
特に楓士雄と轟ちゃんが心配でたまらない様子。

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「でもAチャン～…それは危ねェよ？」

『！』

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聞き覚えのある、特徴的な話し方。

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振り向くと、そこには…

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佐智雄「その足は…流石に危険すぎる、やめとけ。」

有剣「うんうん。オレの上着、貸してやろうかァ？」

仁川「あぁ、それがいいな！」

志田「ったく…危険知らずにも程があんだろ」笑

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あの河川敷での抗争以来の、
鳳仙がズラリと立ち並んでいた。

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