HiGH&LOW THE LONELY GODDESS / 女神の願い篇２ (ページ14)

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イメチェン。ページ14

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AM 8:00

バイトが朝からある日なら起きる時間。

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今日は定休日だから、お昼までたっぷり寝る。

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…つもりだったのに。

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『痛っ…ねぇ、目隠しとって』

広斗「やだ。」

『ゔ～…だったら、ちゃんと誘導して。』

広斗「してんだろ」

『全然してない…』

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扉が開けっぱなしなのをいいことに、
朝っぱらから広斗は家の中へ入り込んで来た。

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…かと思えば、＂行くぞ＂とだけ言われて、
そのまま目覚めていない状態で広斗に担がれ、
今は手を引かれて＂何処か＂に向かっている。

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(声がずっと笑ってるし…何する気？)

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広斗だから怖いとかはないけど…まだ寝たかった。

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広斗「…ん。開けていいよ」

『取って、』

広斗「はいはい。」笑

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目の前を覆っていた黒い布が無くなり、
突然明るくなった世界に目をしかめる。

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雅貴「ジャーン！おはよっ♡」

『…何？』

雅貴「え、何、冷たくない？」

広斗「イメチェン。したいんだろ？」

『！！…何で知ってるの？』

雅貴「え、俺の事は無視？スルー？」←

広斗「…俺、何でも知ってるし。」
←コブラからやりたい事リストの話を聞いた。

雅貴「コラ！2人してお兄ちゃんを無視しない！」

広斗「早く準備しろよ。」

雅貴「なっ！！…俺がAの髪に触るからって、そんなにプンプン怒るなよ…！」

広斗「…ヘンな事すんなよ？」睨

雅貴「ふふんっ…とびっきり可愛くしないとだから、残念だけど何もしませーん！」

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雅貴をボーッと見つめていると、
目が合った雅貴に頭を優しく撫でられる。

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雅貴「眠い？」笑

『ん～…』

雅貴「あぁ！待って待って！どんな髪がいいか、具体的に教えて！」

『ん………派手、別人、イメチェン、…何でも、』

雅貴「え、待って。それ本当に？」

『……………はぁい。』

広斗「…完全に寝てんな、」

雅貴「要するに、＂おまかせ＂って事だよな？俺の得意分野じゃん♡…広斗、頭抑えてあげて」

広斗「ん。」

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もう寝ぼけ眼でされるがまま。

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美容師免許を持っていたらしい雅貴の手によって、
眠る私は＂新しい自分＂へと生まれ変わっていく。

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