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泰志「…行くでいいんだな?」
楓士雄「あぁ、」
泰志「…っしゃー!!!ぶっ殺しに行くぞお前らァ!!!」
〈〈〈〈しゃー!!!!!〉〉〉〉
轟「っバラ商が一校減ったところで状況は大して変わらねぇ!残った戦略は此処にいる俺達だけだ。…馬鹿みたいに正面からいくんじゃなくて、今は…司を助ける事だけ考えた方が得策だ。」
楓士雄「…っ分かんねぇだろ。」
轟「…あ"ぁ?」
楓士雄「やってみなくちゃ分かんねぇだろ。司も助けてほしいなんか考えちゃいねぇって。」
楓士雄「俺達鬼邪高はいつだってシンプルだろ?どんな状況だろうが、拳一つで今しかできねぇ喧嘩する。」
轟「今回は精神論だけじゃ無理だ。ちゃんと考えろ!!」
楓士雄「轟…バラ商消してくれたおかげで楽になったわ。それでもう十分だ。」
『!』
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そう言うと、楓士雄は轟ちゃんに深く頭を下げた。
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楓士雄「…ありがとな。」
轟「おいどういう意味だ?…っ俺は、もう必要ねぇって事か?」
楓士雄「フッ…違ぇよ。仲間の為ならいくらだって頭を下げられるって事だよ。」
轟「…、」
楓士雄「俺達は拳交えて仲間になってきた…此処にいるだけが仲間じゃねぇだろ!」
轟「お前…、」
楓士雄「相手が連合組んでくんなら…こっちも本当の連合ってもんを見せてやろうぜ!」
ジャム男「楓士雄さんっ…!」
楓士雄「ジンジンに頭、下げてきた。彼奴らなら、明日…絶対来てくれる。」
「「「「…ジンジン?」」」」
『仁川。でしょ?』
楓士雄「おう!」
「「「「!」」」」
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作者名:愁 | 作成日時:2023年1月24日 14時