HiGH&LOW THE LONELY GODDESS / 女神の過去篇 (ページ48)

今日:24 hit、昨日:17 hit、合計:33,173 hit

＊ページ48

＊

.

.

披露宴も終盤に差し掛かった頃

.

ｺﾝｺﾝｯ

.

マイクチェックをしていると、
何事だと視線が一気に集中した。

.

『ぁ…えっと、お楽しみのところごめんなさい。今日来てくださった皆さんに、私達2人から…ご報告させていただきたい事があります。』

楓士雄「はい！実は、俺達…父ちゃんと母ちゃんになります！」

＂！！！！！！＂

.

すごい歓声に、マイクがキーンと音を立てる

.

『ふふっ、ありがとうございます』

楓士雄「これからは家族＂3人＂で！頑張っていくんで、よろしくお願いします！」

＂ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ＂

.

楓士雄と一緒に頭を下げると、鳴り響いた拍手喝采

.

中には泣いて喜んでくれている人もいて、
本当に愛されている事が実感した。

.

.

『ふぅ〜…楽しかったね！』

楓士雄「おう！最っ高の１日だった！」

.

披露宴も終わり、私達の家に帰ってきた。

.

(今更だけど、本当に結婚したんだ…)

.

隣で＂またやりてえな！結婚式！＂なんて言う楓士雄

.

『また？』笑

楓士雄「おう！何かさ…俺達の大好きな皆が笑ってて。
めちゃくちゃ幸せな空間だったし！またやりたい！」

『…結婚式は無理かもしれないけど、この子が産まれたらお披露目会でもしようか。』

楓士雄「お！それイイ！！！」

.

『改めて楓士雄、』

楓士雄「？」

『結婚してくれて、ありがとう。』

楓士雄「っいやいや、俺の方こそ！俺と、夫婦になってくれて。ありがとう。…絶っっ対、幸せにするから！」

『うんっ。末長くよろしくね。』

.

額をコツンと合わせると、
どちらからともなく唇を重ねた。

＊