HiGH&LOW THE LONELY GODDESS / 女神の過去篇 (ページ5)

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〜家〜

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ｶﾞﾁｬｯ

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『ただいま〜』

＂にゃぁあ＂

楓士雄「よー、ちび助！久しぶりだな！」

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楓士雄にくっついて甘えているちび助にホッコリ。

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『ちょっとした料理しか作れないけど、何か作る？』

楓士雄「んや、俺も結構食ったから大丈夫！」

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楓士雄がソファに腰掛けると、
＂おいで＂と手招きされて。

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ｷﾞｭｰｰｯ

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お互いに強く、抱きしめ合った。

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『…お風呂入ってないから、臭くない？』

楓士雄「んーん。Aのいい匂いする。」

『…楓士雄も。いい匂いする。』

楓士雄「へへっ。」

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耳元に息がかかり、思わずピクッと反応すると

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楓士雄「…ﾌｰｯ」

『っ、ちょ…と、』

楓士雄「ははっ…かわい」

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わざと耳に息を吹きかけられ、
あまりにも弱々しく背中を叩いた。

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楓士雄「なぁ…俺、明日休み。」

『！……私も。』

楓士雄「…マジ？」

『うん、』

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ﾁｭｯ

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楓士雄「！」

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身体を離して楓士雄にキスすると、キョトンとしている。

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『休みだから…いっぱい、シても大丈夫だよ？』

楓士雄「っ〜……誘ってる？」

『……誘っ、てる。』

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次の瞬間、ソファに優しく押し倒されて

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楓士雄「後悔しても、止めねぇから。」

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＂いいよ＂の合図で目を閉じる。

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最後に見えた楓士雄の顔は、＂男＂の顔だった。

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