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ガラガラッ
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壱馬「おー慎、」
樹「早かったな」
慎「…急いで来たんで。」
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そう。慎に来るまでにかかった時間は、ものの数十分。
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北人「んふふ、Aちゃん、可愛いねぇ〜」
『北人さん、酔っぱらいすぎですよ。明日の撮影、パンッパンのむくみ顔で挑むんですか』
北人「やだ、後ちょっとだけ〜」ギュッ
『もう、ダメだってば…』
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ものの数十分で、北人さんはベロベロに酔い潰れた。
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慎「…」
『ごめん慎、狭いけど隣どうぞ』
慎「隣変わる。」
『え?』
慎「北人さんとの間。Aは俺の隣ね」
『うん?』
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言われるがまま、北人さんの隣を譲ると
さっきまでベロベロだった北人さんが急に大人しくなる。
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北人「何で〜?」
慎「北人さん、セクハラですよ」
北人「そんな事してないもんねー、Aちゃん?」
『Aちゃん言うな』
北人「んへへ、」
壱馬「まあまあ、慎も来てくれたし食べよか」
樹「そうっすね」
『慎何飲む?私も無くなったし頼むから』
慎「…A何飲んでたの」
『えっ?レモンサワー』
慎「じゃあ…同じので。」
『了解〜』
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普段お酒をあまり飲まない慎が、珍しい。
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チラリと顔を見てみると、何だかムスッとしている様子。
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慎「…明日朝早いし、Aん家泊まっていい?」
『いいよー』
樹「あ、俺も泊まりたい」
『全然大丈夫ですよ(笑)…壱馬さんは?』
壱馬「…ええの?」
『勿論!』
北人「俺も泊まるぅ〜!」
『…北人さん、この間出禁にしましたよね』呆
樹「えっ、何やったの北人さん」笑
『…別々で寝てたのに、朝起きたら隣で寝てました。しかも抱きついてきてたし。』
慎「…は、」
樹「うっわ、変態じゃん」引
壱馬「おい、北人…
北人「だぁって、寝ぼけてたんだもん!ねぇヤダヤダ、俺だけ仲間外れにしないで!」
『はいはい、しょうがないなぁ』
北人「んふふ、やったぁ〜!」
慎「…」
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先程より不機嫌そうに見える慎
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こうなった時の慎は、正直面倒なので放っておきます。←
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作者名:愁 | 作成日時:2022年9月23日 19時