17人目の真実＃2

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『壱馬さん、北人さん、』




北人「んー？」壱馬「どうした？」






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楽屋で帰り支度をしている2人に呼びかけると、
すぐに手を止めて2人は此方を見てくれる。







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『さっきは、ありがとうございました』ﾍﾟｺｯ




北人「…へ？？」




壱馬「さっきって？？」




『あの、脱いだら凄いタイプって言われた時、庇ってもらって…』




北人「あー、そうそう。急に振って壱馬ごめん！」笑




壱馬「ほんまやで(笑)…Aは全然、気にせんでええから。困った時は、お互い様やろ？」ﾎﾟﾝｯ




『…はい、』




北人「ふふ、…そうだ。久しぶりに飯でも行かない？」




壱馬「そうやなぁ」




『私は…




壱馬「あ、またスタジオ行こうとしてんの？」




『…えっと、』図星







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次の新曲の振り付けを樹さんと私が任されて、
最近ではスタジオに篭る事が多くなっていた。







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北人「やだ！最近樹にA取られてばっかりじゃん！」




壱馬「多分樹もスタジオおるやろ、誘う？」




北人「…誘うけどさ〜」




壱馬「ははっ、…という訳で、今日は息抜き。な？」ﾆｺ




『…はい、ありがとうございます』




壱馬「ふふ。何食べような〜？」




『お肉にしましょう』




北人「いいね〜、朝までいっちゃう？」ﾆﾔ




壱馬「アホ、明日は朝から全員で雑誌撮影やろ」笑




北人「あー、夏のデートがテーマのやつね！」




『私、浴衣着るんですよね』




北人「えっ！？女の子の！！？」




壱馬「バッ！！！声デカいわ!!!!」




『いや、当然男ものです。慎と。』




北人「また慎〜！？」







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騒がしい北人さんを抑える壱馬さんを横目に、
サッサと帰り支度を済ませていく。







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思った以上に、息抜きが楽しみなようだ。









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