ダンス。 ページ13
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今日は一日、新曲の振り落とし。
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最近仕事詰めで、久しぶりのメンバーとの時間だった。
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陣「A最近どうなん?忙しそうやけど」
『忙しい…けど、充実してましたよ。』ニコ
慎「…顔色悪いけど、大丈夫?」
『うん、ちょっと寝不足で。』
海青「え、大丈夫なん?休む?」
『いやいや…全然大丈夫です。今日で振り覚えないと、』
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今回振り付け担当の力也さんから声がかかり、
各々が立ち位置に散らばって行く。
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そこから暫く踊り続けていると、
目眩と異常な冷や汗に嫌な予感。
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フラッ
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『っ……』
壱馬「っ、大丈夫か?」
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ターンした時にそのまま倒れそうになった所を、
壱馬さんが受け止めてくれて。
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慌てた様子のメンバーが、続々と集まってくる。
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『すみませ…、
壱馬「ええから。」
陸「誰か水!水持ってきて!後タオル!」
北人「大丈夫?一旦横になる?」
『ん…ちょっと、気持ち悪い。』
慎「…」撫
翔吾「っはい!水!」
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翔吾さんが持ってきてくれた水を飲むと、
生き返った心地がした。
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『っ止めてごめんなさい、もういけます。』
力也「いや、暫く休憩にしよう。」
『…ごめんなさい。』
力也「ううん。Aは少し仮眠とっておいで?」ポンポン
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お言葉に甘えて、スタジオの隅に移動すると、
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慎「ん。肩貸す。」
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壁に頭を預けようとしていると、
隣にドサッと腰掛けて肩をポンポン叩く慎
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『…いいの?』
慎「ん。」
『ありがと…』
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肩をかりると、いつの間にか自然と目を閉じていた。
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作者名:愁 | 作成日時:2022年9月23日 19時