検索窓
今日:6 hit、昨日:10 hit、合計:36,563 hit

anotherepisode7 ページ49

『今日いちにち楽しかった〜。』





『みんな本当にありがとう。』




外も暗くなり、そろそろお開きの時間。


「ほんまみんなありがとーな」




「侑、ちゃんと大事にしいや。」

「Aちゃんー、またおにぎり作るな〜」

「最後に写真、はい、ピース」





皆からたくさんのお祝いの言葉をもらって、角名の家を後にした。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





侑くんの車の助手席に座り、一息ついたところで彼が口を開いた。




「A、ちょっと目つむって」



何事かと思って頭にはてなマークを浮かべながら言われた通り目を閉じる。


首元がなんだかくすぐったい。



「ええよ、目開けて」



首元に光るのはキラキラと光るネックレス。



『これ……この前欲しいって言ってたやつ……』




「せや、俺とおそろい」





そういって侑くんは自分の首にあるネックレスを私に見せびらかし、ニコッと笑った。




どっと涙が溢れてきて、言葉がつっかえる。




「どどどど、どしたん!」



「なんか、嫌やった……??」








『ちがう……』






『嬉しくて……』









『侑くんからの大切な贈り物……』






「せやろせやろ、ええダンナさんやろ??」





『そーゆー事自分で言わなければいいのに』







『でも、そんなところも好き』





「俺も、Aがいっちばん好き」







「めっちゃ好き」






「ほんまに、好き」





『わかったって。恥ずかしいよ笑』












その夜、私たちは体を重ねた。

anotherepisode8→←anotherepisode6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
87人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 稲荷崎 , 宮侑
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

美音 - めっちゃ面白かったです!!! (12月19日 11時) (レス) @page50 id: 53ab2de676 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:米良 x他1人 | 作成日時:2022年12月2日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。