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まもなく結果発表の時間だというアナウンスが入る。
《あたし竜生先輩に入れた！！》
《えぇ〜、私は颯太くん！》
《いやいや！光輝くんでしょ！》
今年もバチバチっぽい。
『蘭は誰に入れたの？』
蘭「光輝だよ？』
『え？！なんで光輝？！』
蘭「まあいろいろ手伝わないといけないことがありましてね！」
さっきの告白とやらのことか？
そして再び電気が消え、スポットライトがステージへ。
《さぁ！みなさんお待たせいたしました！お待ちかねの結果発表の時間です！》
静まり返る体育館の雰囲気にこっちが緊張してきた。
《栄えあるグランプリを勝ち取ったのは…………
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2年5組黒田光輝くんですっっ！！！》
名前を呼ばれると同時にあたりから嘆きの声やら感激の声が聞こえてくる。
当の本人は信じられないらしく周りの子達に“俺？！俺呼ばれた？！”なんて再確認している。
《準グランプリは、3年2組内村颯太くん、同率で同じく3年2組深田竜生くんです！実は黒田くんとお二人とも2票差だったんです！さすが二大王子ですね！》
司会者にスピーチをするよう言われ、前に出てくる3人。
深田「準グランプリ3連覇出来て嬉しいでーす。ありがとうございました」
颯太「グランプリ獲れなくて悔しいです！でも楽しかったです！ありがとうございました！」
光輝「みなさんありがとうございました。えーと、予告していた通り、今から想いを伝えたい相手がいるので少し時間をください！」
あんなイケメンに告白されて断るやつなんて少なくとも校内にはいないだろう。
あぁ〜、見えるよ、ふわふわポワポワ系の子が呼ばれて光輝が告白してOKする未来が。
最初に祝っとくわ。おめでとう光輝。
光輝「2年5組、元木Aさん！」
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え？！私？！
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作者名：かてぃ | 作成日時：2021年8月4日 4時
