When you become an adult. (ページ5)

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「やったねヒョン、一気に進展したんじゃん！」

気づけば今日もミンギュに電話をかけていて、あったことを話す

家に帰ってから携帯を見るとメッセージがきていて、開くとAちゃんからだった

『楽しかったよ！ありがとう』

これだけで俺の頬は緩みまくって…鏡を見ると本当に幸せそうに笑っている自分がいた。
…ま、こんな自分もアリかと納得してAちゃんに返事の文を考えることにした

が、今になってもなんて返そうか悩んだまま…

「で、ヒョン返事はしたの？」

「……まだ」

そう言うとミンギュは、はあ？？？と呆れたように言った

…俺はヒョンだぞ

「早く返しなよ！ほら、また一緒に帰ろうね、とかさ！」

「は？そんなこと送れねーよ。それができたら今頃お前に電話なんてしてねーし」

ま、それもそうだよね～なんて呑気に笑うミンギュ
…こいつ一回締めてもいいか？

「でも、頑張んなよヒョン。俺応援してるよ、まじでさ」

唐突にそんなこと言われると少し照れるんだけど…でも、まあ

「ん、さんきゅ」

ミンギュと電話を切った後、もう一度携帯と向かい合って、悩んだ末に
「こちらこそ。おやすみ」
と送った。少し冷たかったかな、なんて思うけどこれも駆け引きだと開き直っておこう
今までの恋愛経験のなさがここで足を引っ張るとは…

はぁ、とため息をついて俺は目を閉じた