一生推し…？！【江口拓也】

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お店に入って『予約していた江口です』と伝え、
席に着く


江口さんは、お仕事があったから
少し遅れてくるみたい



この待ってる時間も…


やばいめちゃめちゃ緊張する……


少しすると、こちらに向かってくる人が見えて
それが江口さんだとすぐに分かった


背が高くて、スタイルも良くて、
お洒落さんで、とっても目立っている


私この人に今から告白するんだ…


中々にやばいなと思いつつも覚悟を決めたからには
頑張るぞ、と身なりを整える


「ごめん、遅れちゃって」

『あ、いえ！全然、大丈夫です…！』

「何か頼んでてよかったのに」

『いやいや、先輩来る前に食べられませんよ！』

「そっか、じゃあ、頼もっか」



緊張でメニューすら見ていなかった私は
美味しそうなご飯ばかりで少し緊張がとけた気がした


あ、これ、めっちゃ美味しそう…

でも、高いな…
さすが江口さんが予約してくれたお店…



「決まった？」

『あ、はい！コレにします』


「こっちが食べたいんじゃなかったんだ？」

『…え？』

「これ、食べたそうに見てたから」



そう言いながら笑って私を見る江口さんに、
やはりチョロい私はトキメいてしまった



『…食べてみたいですけど、ちょっと高かったので…我慢します！』



ドキドキしているのがバレないように、
少しふざけたテンションで誤魔化そうとするけど…



「食べなよ、今日は俺の奢りなんだから」

『え？！いやいや、私から誘ったので自分で払いますよ！！』


「いいよいいよ、俺が奢りたいのー」



そう言って、店員さんに声をかけて
注文をしてくれる江口さん



やばい、
なんかドキドキしすぎて



本来の目的忘れそうになる…




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