一生推し…？！【江口拓也】

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『……』


いや、運転姿めちゃめちゃカッコイイな？！
これは、たろりパイセンも惚れるわ…


「ねえ、」

『……』

「おーい、無視？」

『…は！すみません、ちょっと推しの運転姿を目に焼き付けてまして…』

「あんま見られると緊張する」

『ですよね、失礼しました…』


びっくりした…
見惚れすぎて気づかなかった
それにしても、本当にいいのか…？



やっぱりファンの方に申し訳ない気が……
でも、江口さんカッコイイ……

さっきからこの2つの感情が頭の中をグルグルと回る



「そういえば、お酒飲むつもりだったの？」

『へ？』

「いや、それ」



ああ、コンビニで買ったやつ…

そうだった明日休みだから今日は飲んじゃおって
ルンルン気分で帰ってたのに…こんな事に…



『あー、はい1人で飲もうかなって思って買ってたんですけど、気づけばこんなことに…』

「なるほどね、どんまいっすわ」




そうこうしてるうちに
江口さんの家に到着



わ、綺麗なマンション…
絶対高い、断言出来る、金持ちが住む所や…



「絶対今高そうとか思ったでしょ」

『…はい』



「借金声優でもちゃんとしたとこ住んでますよ〜」そう言いながら頭をコツンとつつかれる


すぐそういう事サラッとしてくる…
そういうとこだぞ！江口拓也！！



「はい、行くよ、外寒いでしょ」

『あ、はい…』



本当にお邪魔してしまうのか…


やばい、めちゃめちゃ緊張する
心臓の音がうるさい


静まれ……




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