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「…え?」


「俺がAのこと好きなんだよね」


まさかの告白に、更に顔から血色をなくす女子達と顔を赤くする私。


こんなタイミングでなんてことを言ってるんだ。


「そういうことだから。ほらA、帰ろう?」


自ら修羅場に乗り込んで私を助けてくれて、はっきりと私が好きだと言った。


まだ中学生だった私が彼を意識するには十分だった。


次第に彼の人間性に惹かれて、高校1年の時に交際に至った。


私だって一応女の子だ。


高校でも人気者の彼に相応しい彼女でいようと、自ら敵を作るような言動はやめた。


妬まれ続けた中学時代から一変、私は尊敬や憧れの対象になった。


自分が変わるだけで、世界はこうも変わるんだと実感した。


それと同時に、本当の自分を押し殺してまでこの立場を守るべきか悩んだ。


「Aにもやっと落ち着きが出てきたな」


「大人の女性に近づいたのね」


周りに敵を作ってばかりだった私を心配していた両親は、今の私を見て安心した様子だった。


心に不和を抱えたまま時間が過ぎていく。


「Aって、本当に俺のこと好き?」


変わるきっかけだった宮川は違った。


「俺以外の男と話さないでほしい」


人気者になった私が離れていくんじゃないかって、段々束縛を強めてきた。


最初は彼を不安にさせまいと異性との会話は最低限にしたり、できるだけ関わらないように頑張った。


それでも彼の不安は募るばかりで、同性のクラスメイトと話すだけで怒られた時に気づいた。


このままじゃ2人共だめになると。


メッセージで別れようと一方的に伝えて、そのままブロックした。


束縛に疲れたことももちろん別れた理由にはある。


私を束縛することでしか愛を感じられない宮川。


彼を安心させるために自分を殺し続ける私。


あのまま付き合っても私達に幸せな未来はなかった。


宮川と別れて感じたのは解放感だった。


やっと自由になれた。


そう思えたのも束の間。


"宮川の彼女"からは解放されても、"人気者の大野A"は残り続けた。


本当の自分の表し方が分からなくなっていた。

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にいな(プロフ) - RENKAさん» 際どいところを攻めていこうと思います🤭 (2023年2月8日 0時) (レス) id: f69c63ae39 (このIDを非表示/違反報告)
にいな(プロフ) - (名前)さん» シンプルで最高の褒め言葉です!ありがとう🥲 (2023年2月8日 0時) (レス) id: f69c63ae39 (このIDを非表示/違反報告)
にいな(プロフ) - RENKAさん» ありがとうございます!玲王のポテンシャルをじゃんじゃん引き出していきたいです🫶🏻 (2023年2月8日 0時) (レス) id: f69c63ae39 (このIDを非表示/違反報告)
RENKA - あ、えっどって書こうとしたらえっどんになってる…き、気にしないでくださいね!! (2023年1月31日 17時) (レス) id: 345a1df315 (このIDを非表示/違反報告)
RENKA - え、えっどんだけど…いいぞ!もっとやれ(( 最&高です👍🏻 (2023年1月31日 17時) (レス) @page19 id: 345a1df315 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にいな | 作成日時:2023年1月26日 19時

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