Snowman on such a day 4

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黒side


前室で過ごして、休憩が終わった。


橙「えぇー！笑 ほんまですか？笑」


前室でも変わらず、共演者の方とおしゃべりして。

スタジオに戻ってからも
メイクさんとおしゃべりして。


絶対、熱は上がってるはずなのに。


ｽﾀ「それでは始めまーす！3､2､1」

　

番組は順調に進む。
康二の様子を気に掛けつつもVTRに集中して。


始まってからどれくらいたったんだろう。
はぁはぁと荒い呼吸が聞こえてきた。


すぐに康二を見たら、目が会った。


橙「(大丈夫)」


ふるふると首を振る。
もう、無理だって。

さっきよりもぐったりしてるじゃん。


ｶﾒﾗ「すいません、カメラの不具合が…」


ｽﾀ「了解です！すみません、しばらく待機で…
　収録はあとVTRとコメント録りで終わるので…」


黒「康二っ、、」


芸1「向井くん、しんどいねやろ？
　あと、ちょっと頑張れるか？
　収録めっちゃ巻くから。」


芸2「VTRは見ないといけないけど、
　コメントは巻けるからね。
　目黒くんにコメント振るから。」


橙「はぁ、、はぁ、、
　すいません、ありがと、、ございます、、、」


黒「ありがとうございます…！」


ｽﾀ「お待たせしました！収録再開します！」
　
　
そこからは宣言通り、早かった。

VTR中は康二も俺も、
他の共演者さんもしっかりリアクションとって。

カメラさんも、康二を撮るのは最低限にしてくれて。

スタッフさん達も一丸となって、協力してくれた。


結果的には、予定より20分程早く終わった。
カメラの不具合があったというのに。


橙「はぁ、、はぁ…
　みなさん、、、ありがと､、ございました、、、」


芸1「向井くんもお疲れさま。
　もう大丈夫やから、ゆっくり休んでな。
　お大事に。」


芸2「目黒くん、
　ここはもういいから連れてってあげて…？」


黒「ほんとに皆さんありがとうございました。
　お疲れ様でした。お先、失礼します。」


挨拶もそこそこに
座ったまま動けないでいる康二を抱えて楽屋に戻る。

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