If the snowman… (ページ27)

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私が通ってる学校は、放課後に講習があって。

強制じゃ無いから、
自分が必要なものを好きなだけ取って良いんだ！

私は数学と英検対策を取ってて。

数学は
発展問題とか入試問題を中心に
ラウール先生が教えてくれる。

英検は
その名の通り過去問とか面接対策をしてくれる。
その時によって先生が違うんだ。

白「あれっこれだけ？
　少ないなぁ…もっといると思ったのに」

そう、というのも私を含め6人。

圧倒的支持率のラウール先生でも、
教科が人気という訳じゃ無いみたいで…苦笑

白「ちょっとショックだなぁ。
　まぁでも、少人数の方が質問とかしやすいもんね！」

そう言って始まった講習。

今日は、入試問題を解いてる。
最初の方は順調だった。

どうして、
赤玉と白玉の確率を求めなければならないのか。
そして、数が大きいからもう嫌になるよね苦笑

後さ、
数学あるあるだと思うんだけど、
点Pとか座標Xってなんで止まらないんだろう？

君たちがそんなところにいるから、私たちは困るのに。

白「Aさん、止まっちゃったね笑
　順調だったのに。
　あぁ、ここが1番難しいとこだよ！
　後で解説するからちょっと待ってね～」

無事に解説されて終わった講習。

明日は英検対策で、面接担当はジェシー先生だってさ。
学年室で、一連の流れを本番さながらにしてくれる。

放課後。遂にこの時が来た！
先に練習が終わった子に呼ばれて学年室の前に立つ。

A「(ノック) May I come in ?」

ジ?「Sure! Come in.」

あれ？ジェシー先生ってこんなに声高いっけ??

扉を開けてびっくり！ラウール先生じゃん！
少し動揺したけど、
無事にカード読んで質問にも答えれた。

白「Have a good day.」

A「You, too.Thank you.See you.」

ふぅ、無事に終わったぁ…

白「Aさん、お疲れ様！びっくりしたでしょ？
　ごめんね、ジェシー先生電話で呼ばれたの。
　で、僕が代わりに。
　発音めちゃくちゃ良かったし、
　質問にも答えれたと思うよ。
　でも、強いて言うなら、ちょっと表情が硬いかなぁ
　英検、いつの受けるの??」

A「来月です。
　緊張するからどうしても表情が…苦笑」

白「そうなんだ！確かに緊張するよね～
　でも、Aさん自信持って良いよ！ホントに！！」

ほぼ完璧だもんって笑うラウール先生。

そう言われると嬉しい！
ちょっとだけ自信持っても良いかな

Fin