花と女の子と血 ページ7
彼女が、重い口を開ける。
「私は物心ついた時から、ある人たちに出会うまで、ずっと、その場所にたっていました。
そう言っても、私の命は短くて、もうすぐ枯れてしまいそうな時、ある二人の男が話していました。」
『なぁ。本当に幸せな事とは何だと思う？』
一人の男が尋ねると、もう一人の男が、
『ふつうに、家庭を持って、愛しい我が子と暮らす事ですかね。』
と答えた。
『そうか。俺はもうすぐ、この世を去るだろう。彼女との間に子ができるかさえ怪しい。
……頼みがある。』
男がそういうと、もう一人の男は黙って頷き、男の血を花だった私にかけ、
気付いた時には、
小さな人間の女の子になっていました。
「私は？…」
「お前はA。俺の娘だ！」
「……お父さん？」
「あぁ！」
私が、男をお父さんと呼ぶと、お父さんはにっこりと笑いかけてくれました。
それから、数年。私は幸せでした。
いろんな場所を見て回り、お父さんの愛した女性……お母さんも私に優しくしてくれました。
でも、お父さんはある人たちによって殺されました。
笑って。
私は
お父さんの死を
見届けることは愚か
悲しみにくれる母の隣にさえ
いる事は
叶わなかった。
私は、
天竜人に
捕まってしまったから。
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朱鷺の砂 - とても面白いです！！続き楽しみにしています！！！ (2018年6月20日 12時) (
レス) id: c2940fbcc7 (このIDを非表示/違反報告)
Marinta Galaxy(プロフ) - 真冬さん» 承知しました。
無理をせずに体調整えてゆっくりでも構いませんので更新頑張って下さい。 (2018年6月20日 11時) (携帯から) (レス) id: f24050f8f1 (このIDを非表示/違反報告)
真冬(プロフ) - Marinta Galaxyさん» 了解しました。こちらこそよろしくお願いします。体調を崩してしまい、更新が滞ってしまっています。少々お待ちいただけると嬉しいです。 (2018年6月20日 11時) (レス) id: ac891da1ae (このIDを非表示/違反報告)
Marinta Galaxy(プロフ) - 真冬さん、私のニックネームをoumim4isからMarinta Galaxyに変更しました。よろしくお願いします。 (2018年6月17日 22時) (レス) id: 22de3e31e2 (このIDを非表示/違反報告)
oumim4is(プロフ) - 青雉ことクザンの夢主に対する気持ちと苦悩が入り交じっていて凄く面白いです。
無理をせずに更新頑張って下さい。 (2018年6月5日 21時) (携帯から) (レス) id: f24050f8f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真冬 | 作成日時：2018年5月22日 17時
