聞きたくない。 ページ10
最初は、妙な息苦しさと気だるさ。
それがその時流行っていた"エンデツァイト"だということを知った時には、もう遅かった。
エンデツァイト、という単語を発した数秒後、カルラは驚く素振りを見せた。
カルラ｢エンデ、ツァイト・・・。｣
A｢そりゃ驚くわよね。
そう、エンデツァイト。貴方と同じ症状で、私は死んだ。｣
カルラ｢そ、んな・・・。｣
姉様も私と同じ症状で？
では私達は、姉様が苦しんでいる事さえ、気付けなかったというのか。
何て、自分は愚かなのだろう。
幼かったとはいえ、姉様の異変に気付いていれば・・・っ。
A｢カルラ。｣
カルラ｢・・・っ。｣
A｢泣きそうな顔・・・。
なんだか、あの無表情なカルラが泣きそうになっているだなんて、新鮮ね。｣
ふふ、と姉様は微笑んだ。
何故笑うのだろう。
カルラ｢私は、姉様が苦しんでいるのに気付けなかった。
気付けていたら、何が出来ることもあったのに。｣
A｢いいえ、出来なかったわ。
その時の私は、いつ消えてもおかしくない状態だったんだもの。
例えどんな薬を使っても、医者に頼っても阻止することは出来なかった。
それが運命だったのよ。｣
運命、なんて言葉で片付けてほしくなかった。
カルラ｢では、これから姉様が死ぬのも、運命なのですか？｣
A｢そうね、運命よ。｣
もう、聞きたくない。
姉様に、本当に裏切られたような感覚だった。
カルラ｢・・・いって、ください。｣
A｢え？｣
カルラ｢出ていって下さい。｣
A｢・・・何に、怒っているの？｣
カルラ｢早く出ていっ、・・・ゴホッ。｣
A｢カルラ！？｣
ベッドの上にポタポタと零れ落ちている血は、カルラのものだった。
Aは症状が落ち着くまでカルラの背中を擦り続けた。
カルラ｢もうすぐ、私の死も訪れる。｣
―――――――――――――――
変な所で終わってすみません(＞＜)
字数がっ・・・
・・・頑張ります！←
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厘堊(プロフ) - わざわざありがとうございます(っω<。)私もググッたんですけど載っていなくて・・・。なのでリヒターの髪の毛の色からDark greenにしてみました(´▽｀) (2016年12月31日 15時) (
レス) id: e532563397 (このIDを非表示/違反報告)
さん - リヒターのイメージラーググったけどイメージカラー載ってなかった… (2016年12月31日 14時) (レス) id: dc66f8082f (このIDを非表示/違反報告)
さん - Σ(ﾟ◇ﾟ；)か！ (2016年11月25日 22時) (レス) id: dc66f8082f (このIDを非表示/違反報告)
厘堊(プロフ) - そうなんですよ！刀剣乱舞やってると社会嫌いな人も好きになれると思います！けれど地理の平野（へいや）を平野（ひらの）と読んでしまうのが難点w (2016年11月24日 18時) (レス) id: e532563397 (このIDを非表示/違反報告)
さん - 刀剣乱舞で全部うめれたんやスゲー!! (2016年11月24日 7時) (レス) id: dc66f8082f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沫‐Tubaki‐ | 作成日時：2016年10月16日 11時
