日常6 ページ7
七海side
薫衣君の第一印象、ただの男子高校生。
第二印象、感が少々鋭いだけの男子高校生。
何故五条さんが連れてきたのかと思うほどに、私の目には彼が"普通"に見えてしまった。
しかし、彼の戦闘スタイルを見た時…それは大きな間違いだったことに気付かされた。
彼はどうやら、術式以外に第六感も優れているらしい。
その証拠に、残穢を認識していなかったとは思えない程の感知力、呪霊に対しての的確な気配の察知。
加えてあの観察眼と場合の柔軟性だ。
呪霊…基 人間だったモノを攻撃した際、彼はきっと瞬時に理解したはず。
"攻撃してはならない"と__
呪術師としても、人としても並み外れた彼を私は何故普通だと勘違いをしてしまったのか…
それは彼が苦労してきた結果なのかもしれない。
彼の観察眼と柔軟性が長けているのは、今まで自身に無理矢理蓋をし、他人の目や表情…行動や状況を伺って生きてきたから…。
気を抜く暇などない。
まだまだ子供なのに__
ポンッ))
「?」
私は無意識に薫衣君の頭に手を添え、一撫でする。
キョトンとした彼の表情は子供そのもの…ここに来て、少しは本音や態度が出せるようになったのでしょうね…。
七海「手順は伊地知君に任せてあるので、3人で吉野順平の調査をお願いします」
伊地知/虎杖/A「( ̄^ ̄ゞビシッ」
虎杖君と薫衣君は調査に向かう。
伊地知「ある程度ではなく、もう分かっているんですよね?犯人の居場所」
七海「勿論」
そう、薫衣君だけではない。
虎杖君もまだまだ子供。
彼らの未来を奪っていいはずなどあるわけが無い。
単身乗り込むリスク、虎杖君 薫衣君を連れていくリスク…私は前者を選んだまで。
「悠仁!調査は!?」
虎杖「忘れたのあるからちょい待ちー!」
「あ、それなら俺も…って登んの早っ!!;」
調査へ出かけたはずの彼らは、扉越しでも分かるほどの会話が聞こえた。
そしてそれは段々とこちらに近づいてくる。
バンッ!))
虎杖「七海先生ー!」
「ゆ、悠仁階段登るの早すぎ…ちょっと疲れた;」
虎杖「Aの体力がないだけだろ?」
「あ"?」
虎杖「あ、そうそう言い忘れてたのがあんの!七海先生、気を付けてね!!」
「七海さん、伊地知さん、大好き!」←
伊地知「ジーン…(涙目)」←←
ニコッと天真爛漫な2人は、どことなく似ている。
・
最後の"ナナミン"は頂けませんがね←
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驟雨(プロフ) - なえさん» ありがとうございますッ!!励みになります! (2021年5月14日 15時) (レス) id: e9ffa1a143 (このIDを非表示/違反報告)
なえ - めっちゃ面白いです!更新楽しみにしてます(^^)v (2021年5月13日 21時) (レス) id: 6b7be41b16 (このIDを非表示/違反報告)
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