【呪術廻戦】俺の日常ってこんなブラックだったっけ？【男主】

日常14 ページ15

俺がマザコンなんじゃと疑われたような気がしてから数分後←


伊地知さんから連絡が来たけど、これから3人で映画を観るので2時間後に来るように伝えた。


そして今現在…


吉野「虎杖くんと薫衣くんは、呪術師なんだよね？」

虎杖/A「おう/うん」




吉野「人を…殺したことある？」




その言葉に、悠仁と俺はドキッとする。


もちろん、俺らは「ない」と答えた。





殺したことがあるか…そんな質問、通常の会話で真剣に聞かれることなどそうそうない。


順平くんが呪霊と関わっている可能性があるからこそ、それを真剣に聞いてくる様子が嫌で仕方なかった。



吉野「でも何時か、悪い呪術師と戦ったりするよね。その時はどうするの？」



聞きたくない、疑ってしまう。


「近々"その時"が来るよ」とでも言っているかのように聞こえてしまうから。




悠仁は殺したくないと答えを出す。




けど俺は…



「殺すよ」

吉野「ｯ」



何だよその顔、その反応。


呪霊とかあそこで見なかったんだろ？関わりないんだろ？？


何でお前が苦しそうな顔をする必要があるんだよ。




「こんな仕事やってりゃ、いつか必ず来る。けど極力殺したくはないかな…呪霊も、もちろん人間も」


吉野「えっ、呪霊も？」

虎杖「えっ、お前いつもウーノとサーノに「殺せ！」って命令してんじゃん」


「だーかーらー、極力だよ極力！」



俺だって害がなかったら殺したくねぇわ！！



吉野「どうして…」



どうしてか…


変な話、アイツらに親近感が湧くときがある。




「……呪霊が人の心で出来てるから？」



あっ、そうだよ。



言って気付いた。



呪霊って人の心で出来ているから、親近感が湧くんだ＿＿



「肩を持つわけでもないけど、アイツらって人間の素直な感情の形なんだと思う。


悠仁が持ってるその蠅頭だってそう。ソイツも人間から産まれてきたんだ。



悪気もなく、ただ勝手に生み出された誰かの素直な感情を、悪だって決めつけるのも違うきがする」




吉野/虎杖「( °꒫° )…」←



え！？や、確かについついモヤモヤが取れた勢いで色々言っちゃったけど…;


そんな意味わかんないみたいなポカーンってしなくても！！



「あ、だから要するに人の心を殺したくないな…ってわけで！ごめん、語りすぎた？;;」



虎杖「いや、Aそんなこと思ってたんだな〜と思って…」

「じゃぁ反応しろよ！;」

虎杖「ごめんて！;」



吉野「(命の価値…人の心……)」

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