日常12 ページ13
＿＿＿
「楽しみだなぁ、3人で映画！なぁ吉野くん、悠仁に何オススメしよっか」
吉野「え〜そうだなぁ…」
目をキラキラと輝かせながら考える吉野くん。あれから語りに語り合い、お互いにL〇NEを交換した。
凪「アレ？順平？」
ふと後ろから声がする。
振り返ると、片手にパンパンになったビニール袋をぶら下げた煙草を吸っている女性が立っていた。
吉野「母さん！！;」
お母さん…！？随分お若いなぁ;
凪「珍しいね、友達？」
吉野「さっき会ったばかりだよ」
虎杖「さっき会ったばかりだけど、友達になれそーでーす！」
「右に同じくー！」
そう言うと近づいてくるお母さん。
凪「へぇ〜！なんて子？」
虎杖「虎杖悠仁です！」
「薫衣Aです」
虎杖「お母さんネギ似合わないっスね！」
「おい、初対面！！;」
凪「あっはは！いいのいいのwネギ似合わない女目指してんの！」
吉野「何言ってんの…？;」
パシッ))
凪「！」
吉野くん…って言うとお母さんも含まれちゃうか…。
順平くんはお母さんの持っていたタバコを奪う。
吉野「タバコ！やめてって言ってるだろ…ｯ」
凪「そうだったね、ごめんごめん！」
「……」
順平くんは苦い顔をする。
とてもお母さんの健康の為を思って言っているだけとは思えない。
不登校、悩み、映画館での姿勢…
色々な情報を頭で整理する。
やっぱり、考えられるのはイジメかな…。
人間関係って難しいよね…どこに行ってもさ。
結局、不登校の理由は家が1番居心地良かったから…
まぁ、このお母さんの雰囲気ならそうだろうな;
凪「悠仁くん、Aくんどう？晩飯食べてかない？」
吉野「ちょっと！;迷惑だろ？？;」
凪「あ"ん？私の飯が迷惑？」
ギュルルルルッ))
と、腹の虫を大きく立てた人物…
そう、悠仁である。
自然とみんなの目線が悠仁に向く。
けど丁度いいや、俺も食べたいし
虎杖「食いたいでっす！！」
「俺も！」
凪「よしきた！！あっ、嫌いなもんある？アレルギーとか」
虎杖「ないっス！！」
「俺も平気です！！」
なんかいいなぁこういうの。
多くない？「俺の家汚いから友達誘えないんだよねー」っていう…
俺の家は逆。
ウェルカム！！って感じだったから、こうして誰かの家に上がるのは新鮮で少し楽しみだ。
＿＿＿＿＿
珍しかった。
人と関わる時、いつも嫌な予感や何かを感じるのに、この日に限ってなかった。
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驟雨(プロフ) - なえさん» ありがとうございますｯ！！励みになります！ (2021年5月14日 15時) (
レス) id: e9ffa1a143 (このIDを非表示/違反報告)
なえ - めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます(^^)v (2021年5月13日 21時) (レス) id: 6b7be41b16 (このIDを非表示/違反報告)
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