21.見る目が無い ページ22
「炭治郎、そろそろ行かないと」
炭「そうだな。和巳さん、俺らはもう行きます。
それと…これ、鬼が持っていた"収集品"です。この中に、里子さんの物があるといいのですが…。」
和巳はそっと開いた。
そこには、あの時愛人が付けていた朱い大きなリボンがあった。
それを見て、また目が霞む。
そこで和巳はハッとした。
和巳「す、すまない!!酷いことを言ったッどうか許してくれッ!」
炭「和巳さん!その女性の方、頼みます!」
和巳「わかった!!わかった……ッ」
少年二人は、振り返ること無く歩いて行った。
_________
Asite
「あー、終わった。もう朝だ……寝みぃ」
炭「それよりA、その傷大丈夫なのか!?他にも切り傷とかあるし……太腿とか、手とか…!!
どっかで手当しないと…手とか縫うしかないぞ…;」
「やっぱ?だよなぁ……;」
とりあえず菌が入らないようにしないと……。
カァカァ!!))
バサバサバサッ))
おお驚いた。鎹鴉か。
鎹鴉「次ハ、東京府浅草!!鬼ガ潜ンデイルトノ噂有リ。カァ〜」
あ?←
「おい待て、こっからどれくらいあると思ってんだ。浅草?着く頃には夜だぞ馬鹿か。」
鎹鴉「文句言ワナイ、行クノヨ!!」
炭「えっ、でもまだ」
鎹鴉「行ケ!!」
寝たい。
「あっ、そうだ。俺甘味屋行かねぇと。鴉、甘味屋だけ寄ってそれから行く。」
炭「何か用があるのか?」
「あぁ、情報収集している時に甘味屋の女児と約束したんだ。」
炭「それじゃぁ、そこ寄ってから行くか。」
_______
in甘味屋
早朝だからか、店は真っ暗で閉まっている用だった。
それでも、置き手紙と甘味が丁寧に机に置いてあった。
"お金はいりません"
いい子ちゃんな俺はそんな訳には行かないので、俺はほんの気持ちとして手作りの簪を置いた。
村を転々としている俺は、自分で手作りした物を売って金を調達していた。
パサッ))
炭「何か落ちたぞ。手紙か…?」
「は?手紙?」
カサッ))
………
「鴉、これ捨てて来てくれ。」
炭「えっ、いいのか?」
「要らねぇ。こんなの……。」
炭「?」
"名も知らぬ貴方に、恋をしてしまいました。
貴方の綺麗で真っ直ぐな瞳。
月光の様に優しい貴方の微笑みに
しかし、この恋はきっと報われないでしょう。"
お前みたいな奴は、俺の嘘に一生騙され続けてな。
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驟雨(プロフ) - 赤い黒さん» えっ…なってました!?直しますね!! (2019年8月22日 0時) (レス) id: e9ffa1a143 (このIDを非表示/違反報告)
赤い黒 - お初です!あの、少し質問いいですか?2の炭治郎のセリフで「いいですよそな」は、「いいですよそんな」に直さないのですか? (2019年8月20日 23時) (レス) id: 089e056dc6 (このIDを非表示/違反報告)
驟雨(プロフ) - まーねーさん» ありがとうだゾ!頑張ります!! (2019年8月7日 19時) (レス) id: e9ffa1a143 (このIDを非表示/違反報告)
まーねー - コメント失礼します。こういう話大好きだゾ!頑張って下さいね。 (2019年8月7日 19時) (レス) id: 038c401b6a (このIDを非表示/違反報告)
驟雨(プロフ) - レイナ丸さん» こちらこそありがとうございます!頑張ります( *˙ω˙*) (2019年8月6日 14時) (レス) id: e9ffa1a143 (このIDを非表示/違反報告)
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