勧誘 ページ43
『隊かぁ…管理能力は低いからね。会議に出るのが面倒だ。』
確かに自分の隊を作ってまたイチから教えていくのも面白いけどね……もう残業はこりごりだ。
『悪いけど、隊は作れないね。』
村上「そうか。一度戦ってみたかったんだけどな。」
『いつでも戦えるだろう。』
村上「…なら俺のところに来ないか？きっと来馬さんも許してくれる。」
『来馬さん…隊長さんのことか。うーん……』
影浦「ざっけんな！ただたんにお前がいつでも模擬戦してぇだけだろ！！俺の隊に入れ！！！」
荒船「お前もな。カゲ。」
当真「俺は約束できればいいぜー。」
この中で唯一身を引く当真くんと荒船くんに感謝しながらも、ノートを書き進める手を止めない。
穂刈「荒船、どうだ？俺らの隊は。
攻撃手がいれば楽だぞ、狙撃が。」
荒船「俺がぶった斬るから大丈夫だろ。
それに、隊のパワーバランスが崩れる。」
『確かにな。』
ネズミの中にライオンが仲間入りした…は言い過ぎか。
だが、本当にそれくらいの力の差なのだ。
村上「Aと一騎討ちしたい。」
影浦「俺のところに入れるつってんだろ！！」
『おいおい待て待て…そもそも、私は入るとは言ってない。』
A級を目指しているわけではないため、隊もいらないし、ただたんにこれから起こる侵攻を防ぎ、最小限の犠牲で済めば私は満足なのだ。
隊員ともかく、市民は緊急脱出機能があるトリガーを持っていないからね。
『第一、予定立てればいつでも戦える。それに私はランク戦出たくないんだ。
作戦立てるのめんどくさい。会議嫌い。』
荒船「口調がいきなり幼くなったな。」
うるせー荒船くん。前世の私が会議と作戦でどれだけ睡眠時間削がれたか分からんだろ！
『とにかく、早く勉強終わらせるよ。次は進路についてだしね。』
無理やり話題を逸らすが、全く困ったもんだ。師弟喧嘩に勧誘、テストに進路…………疲れたよ。
『……今日はもう勉強をやめよう。ゲーセン行く人ー。』
当真「行く〜」
影浦「おう、行こうぜ。」
村上「A、電話で勉強教えてくれ。」
『あぁ。』
荒船「俺は帰る。」
穂刈「俺もだ。」
そうか、と短く返してそれぞれは分かれることにした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 182人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うら - カメレオンって他のやつと同時並行で使えないんじゃ。三雲vs風間で三雲がそう言ってませんでしたか？ (2020年12月3日 10時) (
レス) id: f4a2e49bc1 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きwoman - とっっても面白いので早く続きが読みたいです！更新頑張って下さい！ (2020年1月30日 13時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
千歳(プロフ) - 面白いです！更新、頑張ってくださいね！ (2020年1月23日 19時) (レス) id: 60ccabee17 (このIDを非表示/違反報告)
ディア - めちゃくちゃ好きです！！更新頑張って下さい！！ (2020年1月12日 23時) (レス) id: f4badc1d91 (このIDを非表示/違反報告)
桃の缶詰っておいしいよね(プロフ) - あやかさん» ありがとうございます！そう言ってくれると幸いです！ (2020年1月8日 23時) (レス) id: d7a61f0ac1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桃の缶詰っておいしいよね | 作成日時：2019年12月31日 17時
