最上という男 ページ4
迅「いいよ、はい。」
『なんだ、意外とあっさりしてるじゃないか。』
迅「そりゃ、Aさんは取らないって信じてるからね。」
『ほう、そりゃ嬉しいもんだ。』
手渡されたトリガーは黒く、蛍光色に輝く緑。
通常のトリガーよりもすこし細めな形状で握りやすい。
この中に、最上がいると感じるとすこし重く感じる。
『……最上、元気か？』
トリガーには、使い古された傷跡もなく、まるで今手渡された新品のトリガーのようである。
迅「トリガーに話しかけても喋らないよ。」
『……起動してもいいか？』
迅「うん。多分起動できるよ。」
『……トリガー、起動。』
迅の言う通り、私には起動ができた。
しかし、ここで問題がある。
『いち、にい、さん…………何本あるんだこれ。』
迅「こりゃ俺の斬撃より多いね〜。」
ふわりと揺らめく蛍光色の緑。トリオン量に応じて数が変化するとあるが……
『そういえば、私のトリオン量変わっていないと思うが、一応調べてかなくていいのか？』
迅「うーん、Aさんには体の調子とか、変化ないんでしょ？」
『小さくなったくらいだな。』
迅「じゃあ、後で城戸さんにお願いして調べてみなよ。城戸さんのことだからAさんに関する事は結構してくれると思うし。」
そりゃありがたいな。器が広いのも変わらないところだ。
『やはり、最上は私に何か伝えたかったのか？』
迅「……あ、そういやあるね。
Aさんのお酒こっそり飲んでたの見たし、それ秘密にしてたからその謝罪の気持ちかも。」←
『なんだそりゃ！』
呆れた理由で斬撃数増やすな、と心の中でつっこんでおき、私は風刃のトリガーをオフにする。
『ありがとう、迅。私は今から行くとするよ。』
迅「あ、じゃあ終わったらランク戦のラウンジに来て。そのまま玉狛に行こう。」
『そうだな。』
レイジも桐絵も久々だし、あの名前の分からない赤ん坊はどうなっているのかも知りたいしな。
『じゃあ、待っていてくれ。』
迅「はいはーい。」
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うら - カメレオンって他のやつと同時並行で使えないんじゃ。三雲vs風間で三雲がそう言ってませんでしたか？ (2020年12月3日 10時) (
レス) id: f4a2e49bc1 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きwoman - とっっても面白いので早く続きが読みたいです！更新頑張って下さい！ (2020年1月30日 13時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
千歳(プロフ) - 面白いです！更新、頑張ってくださいね！ (2020年1月23日 19時) (レス) id: 60ccabee17 (このIDを非表示/違反報告)
ディア - めちゃくちゃ好きです！！更新頑張って下さい！！ (2020年1月12日 23時) (レス) id: f4badc1d91 (このIDを非表示/違反報告)
桃の缶詰っておいしいよね(プロフ) - あやかさん» ありがとうございます！そう言ってくれると幸いです！ (2020年1月8日 23時) (レス) id: d7a61f0ac1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃の缶詰っておいしいよね | 作成日時：2019年12月31日 17時
