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「かーたな、とーられちゃったーよー」
真依のお姉さんと抗争の末
刀の取られた私、三輪霞
真依のお姉さんどっか行っちゃった
まぁ刀のない私は戦力にならないから正しい判断だ
タピオカって言うほど美味しいか?
prrr
あ、メカ丸だ
「はい、役立たずの三輪です」
『眠れ』
そこからの記憶はない。
━━━━━━━━━━━━━━━
同時刻、狗巻棘
『戻れ』
三輪霞を眠らせた狗巻は玉犬を伏黒のところへ戻す
ひと仕事を終えたと思ったのもつかの間
禍々しいオーラが狗巻に迫る
「こんぶ」
木の影から顔を出したのは
2級とは思えないほどの呪霊
「!!」
の首だった。
呪霊の首は何者かに切られたのかそのまま落ちて転がっていく
だが禍々しいオーラは消えるどころか
増すばかり
狗巻は再度警戒を怠らない
影から出てきたのは
「_____」
何を喋っているの変わらない呪霊だった
「しゃけいくら、明太子」
「狗巻先輩!」
「高菜!」
「なんですか、この呪霊…2級どころか特級レベル……」
「しゃけ」
「___」
しかもこの呪霊独自の言語を確立している。
それにしてもこの呪霊…どこかで見たような
そんなことを考える暇もなく呪霊は私たちに襲いかかる
「ッケホ、狗巻先輩!大丈夫ですか?!」
「高菜!」
「取り敢えずこの厄介な森を抜けないと…」
私たちは徐に走り出した。
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作者名:久遠 | 作成日時:2020年12月27日 1時