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「ボスの呪霊どこら辺にいるかな」

戦闘が始まって
一斉に駆け出した。

「放たれたのは両校の中間地点だろうけど
まぁじっとはしてないわな」


「例のタイミングで索敵に長けたパンダ班と
恵班で分かれる。」

「あとは頼んだぞ悠仁」

「オッス!!」

「A、いけるか」

どうやら真希先輩も私の様子に違和感を覚えていたようだ。
心配してくれている。






いい先輩を持ったものだ。




「はい。
先輩、任せてください。」




その声を聞いて真希先輩が笑う。




「そうか、頼りにしてるぞ。
A」


その時恵くんの玉犬が"なにか"に反応した。


《どこいグの〜っ?》


「3級だな」

そう言って武器をかまえる真希先輩を恵くんが停める。


足を止めた先から出てきたのは






「いよぉーし!!全員いるな!!!」

「まとめてかかってこい!!」


東堂先輩だった。



真希先輩に合図を送る。



「散れ!!」




作戦開始だ。

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作者名:久遠 | 作成日時:2020年12月27日 1時

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