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「A、僕の名前は東雲司って言うんだ。
こっちは彼方。
東雲と言っても、今日からは鎌代…
君の父親になる鎌代司だよ
以前のお父様のようになれるかは分からないけれど
よろしくね、A」
そういって わたしのめのまえの おとこは
やさしくわらった
「いぜんの、父のことはあまりおぼえていません
わたしははなれですごしています。
なにかあればきてください」
はじめて おかあさまいがいの きたないおとなたち
いがいの
ほんとうのおとなをみたきがした
できるだけ きらわれないように ていねいに
わたしのしってるたんごを ならべる
「あぁ、君の父親になれるように務めるよ」
そういって わたしの前にしゃがんで あたまをなでられた。
「…!では、」
『人間には急所が多いから
人には触れられないようにしなさい
貴方に触れようとするものはみんな貴方を殺そうとしてるの』
そうやって おそわってきた。
なのに…はじめてふれられた手は
とてもあたたかかった。
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作者名:久遠 | 作成日時:2020年12月27日 1時