妹の部屋が真っ赤なんですけど

8話 ページ10

ないこ「なんで俺をそんなに避けるの！？」

ドア越しで叫ぶないくん

『だって…！！！』

ないこ「何！？」

『い、えない』

言える訳ないでしょ！！！

自分の妹が部屋推しまみれで自分のこと推してるんだよ！？

無理！！！！

ないこ「なんで！？俺そろそろ悲しいんだけど！？」

え"…

ないくんを悲しませてる…？

ないこ「だって俺ら兄妹じゃん…この世に変わりなんてない血の繋がった兄妹。仲良くしたい。一緒にお出かけだってしたいし一緒にテレビ見たり、リビングでゆっくりしたり、くだらない喧嘩もしたい。でも、いつからか俺のことめっちゃ避けるようになったし敬語まで使うようになって、折角2人で暮らしてるのに全然会わなくなって…なんでだよ…」

……そんなに

そんなに悲しかったの！？！？

ほんとごめんね！？

でも…身内…ましてや推しにこんな姿見せたくない

『ｯ……ごめん』

ないこ「俺が聞きたいのは謝罪じゃない…」

ここまで言われて

推しを悲しませて

平気なリスナーなんているわけない

＿＿＿＿＿＿＿＿ｶﾞﾁｬ

『ごめん、なi((ﾝ"ﾝｯお兄ちゃん…』

あっぶね〜…

ないくんって言いかけた…

『全部…話すよ』

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