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8話 ページ9





それから私は蝶屋敷でしのぶ姉さんとカナエ姉さんと一緒に暮らすことになった。


2人ともとっても優しくて、私に沢山の愛情を注いでくれた。




でも




『……カナエ姉さん、今日も行っちゃうの?』


「うん。すぐ帰ってくるわ!いい子にしててね!」



夜には必ず、どこかへ行ってしまう。


早い日には昼から出かけることもあった。


『もう!どこに行くのよ、私も連れてって!』



「ごめんね。Aは連れて行けないの。いい子にして待ってて。」






「………………わかった。


行ってらっしゃい、しのぶ姉さん、カナエ姉さん!」



「うん!行ってくるわね!」



「いい子にして待ってるのよ!」



『うん!早く帰ってきてね!』



今日は昼から出て言っちゃった。寂しいなあ。。

でも、どうして私にだけ教えてくれないのかな?



























「ただいま!今帰ったわ!」



「ただいまー!疲れた!」



カナエ姉さんとしのぶ姉さんが帰ってきた




『あっ!おかえり!』


私は急いで2人に駆け寄る。






「ねえ、A!聞いてよ!姉さんが!」


しのぶ姉さんが私に愚痴をこぼし出す


だが、その前に私はある事に気づいた







『ひっ……。



















……ゆ、ゆゆゆゆゆ幽霊?!』




後ろにボロボロの女の子が静かに佇んでいたのだ。



「そう!そこの子!姉さんが、この子を 私達の妹にするって言うのよ!!」




は?!




そこの子を?




imouto?





イモウト??







妹???







「ええええええぇ!!!」




「ほらあ!!!

Aもびっくりしてるじゃない!」




「あらあら〜、2人とも!そんなに驚くことないのに!」



「そういう問題じゃない!!」



カナエ姉さんとしのぶ姉さんがあれこれ言い合っている






「……あ!そうそう!それでね、この子の名前、カナヲっていうのはどう?」


ん?名前?


『えっ?この子名前ないの?』



「捨て子よ。もう既に売られた後だったの」


そっか、そうなんだ。


『カナヲ……ちゃん?よろしくね。』




「………。」




ありゃ?


お話するのが苦手なのかな?




「ちょ、ちょっと、よろしく、だってさ。

…………カナヲ!」


すかさずしのぶ姉さんがフォローする。


「……ちょっと!聞いてるの?!」


「あらあら〜!怒らないで!しのぶ!」


『し、しのぶ姉さん!』



これは大変になりそうだ。


ーーー
中途半端ですみません!

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レミー - 応援します (2021年11月9日 21時) (レス) id: abd522d5e8 (このIDを非表示/違反報告)
花橋りな(プロフ) - 更新待ってます! (2021年10月7日 19時) (レス) id: 5c2392d27e (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - とても面白かったです。この後どうなるか気になります。更新頑張ってください応援してます! (2021年9月27日 2時) (レス) @page11 id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
きつね - こういう話すっごく好きです!更新頑張ってください!応援してます! (2021年9月15日 13時) (レス) id: c05aa2aa81 (このIDを非表示/違反報告)
レミー - この後の話気になります (2021年9月14日 19時) (レス) id: d3abc06234 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華実 | 作成日時:2020年8月28日 18時

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