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理由を聞いたAちゃんは、傍から見てもわかる
くらい動揺していて、困惑していた。






『......私、勝手に傷ついて、大介先輩の方がもっと.......』

翔「...そうやって、自分を責めて欲しくなかったら言わなかったんだと思う。......優しすぎるやつだよ、佐久間は」

『っ..............翔太さん、私、』




泣きそうな目で俺を見るAちゃん。




何が言いたいかは分かる。


だから俺は、ちゃんと準備してる。




カランコロン、とカフェの扉が開く音がして、振り向くとそこにいたのは。




『大介、先輩?』



そう、佐久間。俺が呼んだ。


きっと会いたくなるだろうと思って、佐久間に連絡しておいた。



佐久間は俺らに気づいて、ゆっくり近づいてくる。




翔「佐久間悪い、俺全部言っちゃったわ」

佐「は?お前言うなって言ったじゃん.......」

翔「俺が言わないとお前一生言わなさそうだし、全部ハッキリさせたかったんだよ」

佐「.......それは、」

翔「........俺もう行くから、後はふたりでちゃんと話し合えよ。...じゃあね、Aちゃん」



飲み物代だけ置いて、俺は席を立った。




『翔太さん、』


Aちゃんは俺に何か言いたそうだったけど、俺は



翔「大丈夫、また今度聞くから」



そう言って、そのままカフェを出た。




そして少し歩いてから、天を仰いだ。



...あの感じは、俺失恋確定かなぁ。



別に失恋しようと思って理由を話したわけじゃない。

ただ知る必要があると思ったから言っただけだ。けど裏目に出たかな。





翔「..............はぁ」




自分の家に帰る気にならず、ある場所へと足を進めた。





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ゆんりか(プロフ) - あぁキュンキュンしちゃう、! 2人の結末 (2021年5月25日 17時) (レス) id: d4900d386d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はつ | 作成日時:2021年5月12日 23時

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