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さっきから気になっていたけど、スンチョルさんの後方の半開きになったドアから嗚咽が聴こえている。
「やーお前ら何勝手に聞いてんだよ！」
私の問いかけに後ろを向いてドアを確認したスンチョルさんが叫んだ。
ドアの向こう側から出てきたのは
申し訳なさそうな顔をしたミンギュくんソクミンくんに、鼻水を垂らして泣いているホシさんとスングァンくん。
えっと.......なぜ2人が泣いてるの？
「ヌナあああああ"」
スングァンくんが泣きながら私に抱きついてきた。
....いや鼻水付いちゃうって！！！！
どうやら最初から全部、ドアの裏側で盗み聞きしていたらしい。
何やってんのと呆れたジョンハンさんに、頭を叩かれている4人を見て笑うのを我慢できなかった。
私はこんな13人が本当に大好きなんだ。
...翌日スタイリスト部に同行した私はジョアンオンニの許可を貰って、ジアの所属するグループの楽屋へ向かった。
きちんとジアと向き合いたいと思ったから。
.....なぜか隣を歩くミンハオも一緒に。
「心配だから来たんだけど文句ある？」
...いえ、文句はありません。
楽屋をノックしてドアを開けると、髪を綺麗な金髪に染めた可愛らしい女の子が立っていた。
『ジアさんいますか？』そう尋ねると
楽屋の奥の方を向いて
「ジアオンニ〜！リーダー！お客さん！」と呼んだ。
奥から歩いてきたジアは私を見てびっくりして立ち止まった。
私はジアの方に少し近づくと微笑んだ。
『CDありがとう...ジアの気持ち伝わったよ。
この前はきつい言い方してごめんね。』
私の言葉にまた泣きそうな顔になるジア。
『泣いたらせっかくのメイクが落ちちゃうよ』
おどけた言い方をすると
ようやく少し笑みが浮かんで頷いた。
『ジアの活動期間が終わったらゆっくり喋ろう。...これ連絡先』連絡先を書いたメモを渡した。
「ありがとうA。...今日、今日ぜったい連絡する！」
私からメモを受け取ると大事そうに握りしめたジアを見て、私も胸がジーンと熱くなった。
『放送頑張ってね』と声をかけ手を振りながら楽屋を去った。
廊下を歩く足取りは軽くマスクの中で笑みが零れた。
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しずか(プロフ) - Haru.さん» 楽しみにしています(≧∀≦) (2019年10月2日 15時) (
レス) id: 6e344404e5 (このIDを非表示/違反報告)
Haru.(プロフ) - しずかさん» 温かいコメントありがとうございます。番外編はジュンくんサイドを含め作成中なので、公開しましたら是非ご覧下さい。 (2019年10月1日 16時) (レス) id: 5744d06956 (このIDを非表示/違反報告)
しずか(プロフ) - 面白かったです！ジュンくんsideの物語も詳しくみたいです！番外編みたいなのって書く予定ありませんか？？ (2019年9月30日 21時) (レス) id: 6e344404e5 (このIDを非表示/違反報告)
Haru.(プロフ) - moonさん» 光栄です(;-;)ありがとうございます。ぜひ番外編もご覧下さい！ (2019年9月30日 20時) (レス) id: 5744d06956 (このIDを非表示/違反報告)
moon(プロフ) - 過去1で好きな作品かもしれないです、本当に面白かったです！番外編も楽しみにしてます！ (2019年9月30日 19時) (レス) id: 372cfa5b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru. | 作成日時：2019年9月14日 9時
