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THE8 side








はあ...







ため息はスンチョリヒョンに聞こえていたようだ。








SC「どうしたミョンホ?」





JH「Aでしょ、どうせ。」








ジョンハニヒョンはあいかわらず鋭い。







ちらっと視線を向けて「あ〜」と頷くヒョン。









JH「最近よくジフニの作業室にいるよな。」









作業室や練習室の調整するのがAの仕事だから気にしないようにはしてるんだけど。









でも最近忙しくてあまり話せてないだけに、ジフニヒョンとばかり喋ってるのを見るとすごくモヤモヤする。







SC「いつの間に仲良くなったあの二人?」





JH「接点あんまりなかった気がするけど。」







ヒョンたちが噂話している横で、俺が再びため息をついていると、ジフニヒョンとAが部屋から話しながら出てきた。








「オッパも寝てないでしょ。クマできてる。」







Aの口から聞こえてきた単語に








「『「 オッパ??!! 」』」







俺たち三人の声が綺麗に揃った。







オッパ感でいったら俺の方が上だろと天を仰いでいるスンチョリヒョン。







俺もまだ呼ばれたことないのにってキレ気味なジョンハニヒョン。








...いやそこよりもっと重要なこと!





俺Aの彼氏だから!!








「あ、ミンハオ!
スンチョルさんにジョンハンさんもおつかれさまです!」








手を振りながら俺らの方に駆け寄ってきたAは、 隠し事をしているようには見えない。






大事なヒョンとAを疑うなんてことしたくない。









モヤモヤは完全には消えないけど、Aに会えたのは嬉しいから微笑む。






『これから帰るの?』







「うん」と返事したAに、ジョンハニヒョンが「バンに乗ってけよ」と言った。








悪がっていたけど「遅いから危ないよ」ってスンチョリヒョンが言うと渋々頷いた。






誕生日に訪れたAのマンションに着くと、お礼を言ってバンから降りた。






...とその時、背中を押されて車の外に押し出された。







振り向くとジョンハニヒョンが






「10分だけ待ってやるから話してこい」






そう言ってニヤッと笑った。









車から降りた俺に目をぱちくりさせていたA。








『これ部屋まで持ってくよ』








Aが持っていた大量の資料を持つと、一緒にマンションの玄関に向かった。







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作者名:Haru. | 作成日時:2019年10月11日 16時

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