9.現実です ページ9
夢ではありませんでした。
ついでに言うと、なんか増えてます。
私の名を呼ぶイライの声に後ろの2人もこちらに視線を向ける。
「この人がAさん…。初めまして、僕の名前はノートン・キャンベル。彼らと同じくいつの間にかここに居たんだ。」
にこり、と人懐こい笑みを浮かべるノートン。
こちらも昨日来た2人に負けない変わった身なりだが、それよりも顔の火傷の痕のような傷が痛々しく目立っている。
「おい胸無し、そいつに情けなんか必要ねえぜ。さっさと追っ払っちまいな。」
「…別に、お前と取っかえでノートンくんを引き入れてもいいんだけど？」
「なｯ」
「Aさん、そいつは息するのと同じ様に妄言を吐くおおたわけなんだ。いちいち彼の言葉を鵜呑みにするのは時間の無駄だよ。」
「ノートンてめぇ痛い目みねえと分かんねえのかよ…？」
「よく吠える犬。」
「……」
今にも殴り掛かりそうなナワーブと、それを知ってか知らずか余裕の表情を崩さないノートン。
これがいつもの調子なのか、イライは慌てる様子もなくやれやれと呆れ顔だ。
と、ふとイライがこちらへ近付き、目は未だ言い合いを続ける彼らの方へ向けながらも、内緒話をするようにして話し始めた。
「A、迷惑も承知でなんだけれど、ノートンもここに住まわせてもらえないかな。彼、ああ見えて人と関わるのが上手ではないし、急に知らない場所に来て今とても不安だと思うんだ。」
私も結構不安ですが。
「私たちに出来ることなら何でもする。だから、」
「いいよ。」
「え？」
「だから、ノートンくんも、うちに住んでいいよって。2人も3人も変わらないし…」
キョトンと固まるイライ。
なんだよ、そっちから頼んだんじゃないか。
「ありがとう、A…。」
(ノートン、Aから君がここに住む許可を貰ったよ。)
(え、本当に)
(住むのはいいけど、その代わりそこの2人、あんまり煩くしないでよね。)
(…ハイ。)
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いくらちゃん。(プロフ) - 【涙奈】さん» ああっ、ナワーブを描いたと伝わってよかったです！ありがとうございます、現在シリーズ2の方をリメイクしております！ (2021年8月9日 13時) (
レス) id: 30d3d73915 (このIDを非表示/違反報告)
【涙奈】(プロフ) - な、ナワーブのイラストが…尊い！ (2021年8月9日 13時) (レス) id: abf8c2ae5b (このIDを非表示/違反報告)
。。みかん - 私が名前間違って覚えてただけでした、、、サーセン！ (2020年10月4日 21時) (レス) id: be1335f358 (このIDを非表示/違反報告)
。。みかん - アンドルーっていたっけ、、、あれ？私がにわかなだけか？、、、インキャ組すこですわ。うん。インキャ組とマイク君はもう、、、ね？作者様貴方とは気が合いそうだ結婚しよう（）あ、そういえば本名ではないと思うんですけど、幸運児はラックとよばれていたと思います。 (2020年10月3日 23時) (レス) id: be1335f358 (このIDを非表示/違反報告)
いくらちゃん。(プロフ) - さとみさん» ご閲覧ありがとうございます！長く楽しんでいただけてとても嬉しいですっ。これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2020年9月16日 16時) (レス) id: 30d3d73915 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いくらちゃん。 | 作成日時：2020年2月24日 23時
