9.緑谷くん ページ9
「――ってことがあってね。バレそうでハラハラしたよ。」
「女子に囲まれてるなと思ったら、そんなことが…。フォローしに行けなくてごめんね。」
その日の夕方の帰り道。
休み時間での出来事を緑谷くんに話すと、彼は苦笑いしながらも申し訳なさそうに謝った。
「私、別に人と関わるのが苦手とか、そういうんじゃないんだ。普段ひとりでいたのは、男装がバレないようにするためで…。」
「えっ、そうだったの！？それじゃあ僕めちゃくちゃ迷惑なことしてたんじゃ…。」
やっぱり緑谷くんは、私が友達づくりがしたくてもできないのだと思っていたらしい。だから、あんな風に気を使ってくれていたのだ。
「ううん、そんなことないよ。麗日さんたちと一緒にお昼を食べた時とか、女の子たちと話した時とか、…すごく楽しくて。」
多分緑谷くんが仲介に入ってくれなかったら私はずっとひとりのままだった。
「だから、緑谷くんには本当に感謝してる。ありがとう。
私今、すごく学校が楽しい！」
「…………ぁ、そんなふうに言って貰えると僕としても嬉しいですハイ！！！！」
「ふふ、なんで敬語。」
「あ、あれ？なんでだろアハハ」
(緑谷くんは私の秘密を知っているただ1人の友人。
大切な人。)
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いくらちゃん。(プロフ) - 小桜さん» めちゃくちゃ嬉しいです！！励みになります…。コメントありがとうございます！ (2021年9月15日 19時) (
レス) id: 30d3d73915 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - 男装女子とか超好みです！頑張って下さい！ (2021年9月14日 7時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
いくらちゃん。(プロフ) - ラヴァンさん» うう゛っ、滅茶苦茶嬉しいです。ありがとうございます！ (2021年8月16日 16時) (レス) id: 30d3d73915 (このIDを非表示/違反報告)
ラヴァン(プロフ) - いっぱいちゅき… (2021年8月16日 13時) (レス) id: 147aa62bad (このIDを非表示/違反報告)
いくらちゃん。(プロフ) - R_yomoyaさん» 夢主ちゃんが魅力的なことには気付いたけど、女の子ということには気付かない峰田くんでした…笑 (2021年8月14日 17時) (レス) id: 30d3d73915 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いくらちゃん。 | 作成日時：2021年8月10日 12時
