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『失礼します』
中に入ると相変わらず
かっこいい4人で、
マジでこれ、職権乱用っていうんだよな。
って思いながらもこの空間に
一瞬でもいられる事が嬉しくて嬉しくて。
亜「店員さん、もしかして愛媛の人?」
『へ?』
突然話しかけられて驚きのあまり
半音高い声で返事してしまう。
メ「なんで、亜嵐くん。」
亜「いや、さっきからイントネーションがそれっぽいな、って」
涼「愛媛なんすか?」
『え、あ、はい。愛媛です』
亜「やっぱり!」
玲「おー、すげー!当たった!」
亜「俺も愛媛なんすよ!」
『え、あ、そうなんですね!』
知ってるけど。
知ってたけど。
亜「うわー、なんか嬉しいっすね!やっぱり同じ出身の人に会うと!」
そう言って笑う彼がキラキラしてて可愛くて、
思わず『ハイ!』って勢いよく返事しちゃう。
それからもオーダーの時や
料理を届けるたびに少しずつ、
4人は私に声を掛けてくれて、
あぁ、夢みたいだな。って。
だけど、私の名前も知らない彼らは
きっとお店を出たら
すぐに私のことなんか忘れてしまうんだろうな。
メ「あ、お姉さん!ごちそうさまでした!」
ホール席をバッシングしていた私に
声を掛けたのはメンディー、さん。
※飲食経験のある方はご存知かと思いますが、
バッシング=お皿をテーブルから下げることです。
『あ、ありがとうございました!』
メ「美味しかったです。足、ちゃんと絆創膏貼ってくださいね」
『あ、はい!』
亜「ごちそうさまでしたー!」
もう帰ってしまうんだ、って
少しガッカリしたけど、
あんな近くで、
目を見て会話できただけでもすごい事じゃないか。
そう思うときちんと店員として
「ありがとうございました」が言えた。
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さき(プロフ) - れっどあっぷるさん» ありがとうございます!コメント頂けて本当に嬉しいです!!更新なかなか遅いのですがこれからも応援して頂けると嬉しいです^ ^ (2018年1月3日 15時) (レス) id: e57df57395 (このIDを非表示/違反報告)
れっどあっぷる - すごくドキドキしました!!ほかの作品にはない独特の暖かさがあってほっこりしました!!続きもすごく楽しみです!!更新頑張ってください!!応援してます!! (2017年12月31日 13時) (レス) id: 42b2636626 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さき | 作成日時:2017年12月4日 14時