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店長「Aちゃん、個室のオーダー行ってもらえる?」
『え、あ、はい』
10分前、個室予約のお客様が入店した。
私の勘は見事に的中して、
チラッと見かけたそのお客様は
さっきの2人を含んだ計4人だった。
『失礼いたします』
個室に入ると
いかにも、ってオーラを放った人達が座っていた。
2人のほかに、
玲於くん、涼太くん。
扉を開けた私に気付くわけもない、
と思っていたのに瞬時に気付いたのは
メンディー、さんだった。
メ「あ!さっきの!」
亜「あ、本当だ!」
『あ、えっと、さきほどは失礼いたしました!』
メ「いや、こちらこそ!足、大丈夫ですか?」
『はい!この通り!』
そう言って膝を曲げ伸ばしすると
メンディー、さんと亜嵐くんは
「「 よかったー 」」
と声をそろえて言った。
なんだかおかしくて、
『ふふ』って笑ってしまった。
キョトンとしたまま
私たちのやり取りを見る玲於くんと涼太くん。
ふと我に返った。
『あ、すみません。あの、あ、オーダーお取りします。』
4人分のオーダーを取って、
キッチンに流す。
他のスタッフに取られないように
オーダーした料理が出来上がるのを
今か今かとチラチラ見ながら待つ。
できた瞬間、我先にと受け取って席へ。
― コンコン
『失礼します』
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さき(プロフ) - れっどあっぷるさん» ありがとうございます!コメント頂けて本当に嬉しいです!!更新なかなか遅いのですがこれからも応援して頂けると嬉しいです^ ^ (2018年1月3日 15時) (レス) id: e57df57395 (このIDを非表示/違反報告)
れっどあっぷる - すごくドキドキしました!!ほかの作品にはない独特の暖かさがあってほっこりしました!!続きもすごく楽しみです!!更新頑張ってください!!応援してます!! (2017年12月31日 13時) (レス) id: 42b2636626 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さき | 作成日時:2017年12月4日 14時