すてきな夜空 【 alan 】

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亜｢A、年末年始実家帰るの？｣









生放送終わりでお疲れなのか
ソファでゴロゴロしながら
亜嵐くんが言う。









『あ、うん。帰るよ。』

亜｢そうなんだ｣

『亜嵐くんは？』

亜｢まだわかんない｣









地元で亜嵐くんと会うのって
どんな感じなんだろう。









亜｢向こうでデートしたいね｣







だからさ、
君はエスパーなの？









亜｢愛媛Ver.のAに会いたい｣

『なにそれ』









亜嵐くんは

やっぱ無理だよね、

なんて言って笑ってたけど、
それが本当に叶ったらいいな、と
心底願ってしまった。









亜｢いつ帰んの？｣

『んー、大晦日は向こうにいるかな。』

亜｢ふーん｣









興味なさげに返事をしてソファの上、
目を閉じた亜嵐くん。









亜｢今日泊まってっていい？｣

『あ、うん。』

亜｢やった！｣









さっきまでソファで目を閉じて
ゴロゴロしてたのに、
ふいに立ち上がって
｢お風呂借りるー｣って。








『亜嵐くんてさ、なんかこう…』








ジェットコースターみたい。







亜｢なに？｣

『いや、なんもない。』








きっと言わんとすることを
理解してもらえない気がする。

だけど、亜嵐くんといると
楽しかったり、
不安になったり、
いろんな感情が押し寄せてくる。



これが好きってことなんだろうな。





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