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<< GENERATIONSの亜嵐くんなの >>
ミ「はぁ?!」
バンッとスマホを机に置いて
目をぱちくりさせるミカ。
そりゃそうなるわな。
ミ「待って、マジで言ってる?」
『信じらんないよね。私もだよ。』
ミ「え、待って。なにがどうなって、どうして、こうなった?」
『えっと、最初は』
順を追って話す私に
ミカは付いてくるのにやっとで、
全てを話し終えた頃には講義開始の時間になってしまった。
ミ「でさ、」
講義を終えるや否や、
ミカは体をクルッと私の方へ向けて、
「どうして付き合わないわけ?」
と言った。
『え、いや、だからさ、芸能人だから会いたいのか、好きだから会いたいのか分からなくて。』
美「いや、だとしても!好きなものは好きでしょ!」
『いや、でも・・」
ミ「芸能人っていうフィルター外して1回考えてみるのは無理なの?」
フィルター…?
ミ「そう。Aはさ、GENERATIONSの白濱亜嵐として見ちゃってるじゃん。」
『まぁ、そうだね。』
ミ「難しいかもしれないけどさ、いっぺんそのこと忘れて1人の普通の男の子として考えてみれば?」
『普通の…』
ミ「難しいことだけどね」
ミカは最後に
「それにしても羨ましい話。今度会わせて!」
って冗談なのか本気なのか分らない一言と
「きっと、最近忙しくて来れないだけだよ」
って励ましの言葉を残して
次の授業に向かった。
心のどこかで、
そう言って欲しかったんだと思う。
「忙しいだけだよ」
「嫌われたわけじゃないよ」
今日は、水曜日。
また、来ないかもしれない。
だけど、
今日、会いたい。
Aこんにちわ。
遅くなっても構わないので、
今日、会えたら嬉しいです。
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さき(プロフ) - れっどあっぷるさん» ありがとうございます!コメント頂けて本当に嬉しいです!!更新なかなか遅いのですがこれからも応援して頂けると嬉しいです^ ^ (2018年1月3日 15時) (レス) id: e57df57395 (このIDを非表示/違反報告)
れっどあっぷる - すごくドキドキしました!!ほかの作品にはない独特の暖かさがあってほっこりしました!!続きもすごく楽しみです!!更新頑張ってください!!応援してます!! (2017年12月31日 13時) (レス) id: 42b2636626 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さき | 作成日時:2017年12月4日 14時